almost everyday.

its a matter of taste, yeah

Your Room

  • 平日朝の駅前は、ゾンビたちの巣窟です。
  • ゾンビと呼ぶのが憚られるなら屍、幽霊、何でもいいです。目は落ちくぼみ、土色の顔をした、おそよ生気というものを感じられない若者たちが、駅を背にしてのろのろと歩いています。
  • 彼らはみな一様に若く、精いっぱいに着飾って色とりどりの服を身につけているので、よりいっそう顔色の悪さが際立ちます。目印はパンパンに膨らんだ大きなお土産袋。ここまで言えばもうお分かりでしょう。千葉は浦安に君臨する日本最大のテーマパークこと夢の国、そこで日が暮れるまで遊び倒して体力を使い果たした後、夜行バスにごりごり揺さぶられてきた若者たちがいよいよ現実へと引き戻される場所。それがこの駅前バスターミナルなのです。
  • その夜行バスがちょうど駅へとたどり着く頃、それがわたしの通勤時間帯とぴったり重なるものですから、かれこれ6年あまりずっと、季節を問わず毎朝毎朝途切れることなくカラフルな屍たちとすれ違っては「気を確かにな…!」と念を送り続けてきたのです。いや本当、魂抜かれたみたいになってる子がすんごい多いんですよ。アラバキ後とかフジ帰りにもそういう感じのひとはいるけど、何て言うかもうその比じゃない、あれは。
  • そういうわけで朝の屍はごく当たり前の見慣れた日常と化して久しいんですけども、けさ、7年目にして初めて、夢から覚めずにキラキラキラキラしたまんまの子を見かけたんです。それがもう、なんかもう変にまぶしくて、お願いこのまま彼女の夢が覚めませんようにと願わずにはいられなかったんでした。もしかしてあれは夢じゃないのかな。魔法なのかな。それならどうか解けないで。ずっと楽しいままでいて。若いむすめが楽しそうにしてるっつうのはもうあれだ、本当にあれだ、本当に本当に平和の象徴なんですよ。それをわたし、5年前に嫌というほど思い知ったんですよ。だからお願い。ずっと楽しいままでいて。
  • 2月1日、キャンプイン。松井が藤平のフォローに入ってあげてるという話に目尻が下がります。チーム内の空気がいい、というのは何事にも代えがたい財産ですよね。本当にね。ノーモア2015。
  • おヒョイさんがだいすきで、それもカリキュラマシーンのおヒョイさんが最高すぎて、DVD買って何度も見返してたら当時5歳の姪がどハマりしてしまい未だに手元に戻ってきてないんですけども、今度ばかりは返してもらって喪に服そうと思います。南青山でかつて経営されてたバー、行きたかったけど若輩すぎて尻込みしてたらそうこうするうち閉店してしまい落胆したのを覚えてる。どうかそちらで思う存分、おいしいものを食べて飲んで楽しく過ごされますように。おつかれさまでした。おやすみなさい。