almost everyday.

its a matter of taste, yeah

2008年第16回・さいきん買ったCD

34.EAT A CLASSIC / →Pia-no-jaC←
EAT A CLASSIC
フォーラス内のヴィレッジで流れてた第九のPVに目が釘づけになり、「何これかっこいい!」と衝動的に購入。誰もが知っているであろうクラシックの有名どころを、ピアノとカホン*1のふたつだけで演奏してみせる意欲的なインストユニット、だそうです。アルバム冒頭「小フーガ」の疾走感あふれる演奏に耳を奪われたかと思えば、続く「くるみ割り人形」ではゲーム音楽みたいな箱庭的愛らしさをも見せつけ、音楽的な素養の広さをちらりちらりと窺わせてきます。持ってるカードはめちゃくちゃ多そう、にも関わらずこの極ミニマム編成で勝負をかけてきてるあたりが潔くていいなーと思いました。でも、音がやたら綺麗に無難にぴちっとまとまりすぎててなんだかちょっと物足りないです。本来いびつな形をしていたものを、力技で別の入れ物にねじこんだような匂いがする。それが「クラシック」という題材によりもたらされるものなのか、はたまた彼らの意図するところなのかはわかりませんが。個人的にはもうちょっとはっちゃけてくれたほうが断然好みです。
35.ながれるもりのかいじゅうたちサウンドトラック #1 / V.A.
土曜のイベント会場で売られてたオムニバス。9月にモールス・ネハンとの対バンで見て以来ずっとその音源が欲しいと熱望していたkokyu、ようやっと!手に入れることができました。まずはそれが何より嬉しい。本盤収録の「回教徒の朝」も「目をつぶってダンス」ももちろん格好いいけれど、できることなら今すぐにでも「異教徒の踊り」を…!お願いします。あれがいちばん好きですわたし。というわけで、前にも一度貼ったけどもっかい動画を置いておきます。血沸き肉踊る、ってこういうことでしょう?どうか先日のライブもアップされますように。
36.なんにもないe.p. / よしお一匹
これも土曜のイベント会場で購入。ことし3月、たった一度だけ披露されたよしおかさん・みやざきさん・ヨースケさんの極レアトリオ編成によるライブ音源がまるごとノーカットで入ってます。もちろん当日見に行きましたよこんちくしょう。というわけで新曲も楽しみだったがそれより何よりライブ音源が欲しくて物販スペースへにじり寄り、前述のオムニバスと2枚併せて買おうとしたらご本人に「前も見に来てくれましたよね?」と声をかけられ即座に挙動不審になりました。記憶力よすぎるでしょうさすがにそれはいくらなんでも。びっくりしました。さらにその後、ライブ終わりのリラックスした口調で冗談ぽく「こっちは買わないのかー?」とお勧めされた別なアルバムも併せてお買い上げ。言われなくても買うつもりだった、けどまとめて買ったら(なんとなく)怖がられそうな気がしたので控えとこうかと思っただけなんですよ。よかった声かけてもらえて。
37.ふわふわ / ドロノフネ
というわけで、これが前作。にして、最後のドロノフネ名義作。そこに流れている空気は最初のソロ作とも今回のe.p.とも繋がっている、のだけれど確実に少しずつ質感が変わってきているように思います。深くて熱くて、でもやわらかい。ひりひりするような痛みもその切れ味をもすっぽり包んで、その全てが自分だ。っていう感触を掴みはじめてるような気がする。そうか、だから「ふわふわ」なのか?今後も期待してます。好きだ。でも、そろそろ名義は統一したほうがいいと思います。
38.裸のステラ / 徳永憲
裸のステラ
こないだ偶然のめぐりあわせで手に入れた「スワン」がとても良かったので、この夏に出た最新作を購入。前作のアップテンポかつロックな面をさらにクローズアップしたような1曲めを聴いた時点で既に「買ってよかった!」とおのれの選択の正しさを確信しました。いいな。すごくいいな。レコ発行きたいです。
39.アップヒル・シティ / I am Robot and Proud
アップヒル・シティ
夏の終わりに買おうと思ってたのに、予約しといた輸入盤が生産終了でキャンセル扱いになってしまいそのまま買いそびれてた盤。たくさん遊んでおいしいものを食べて気持ちのいい眠りについた夜の、その夢の中で流れていてほしい音楽。


40.milk tea / sexy sexy / 竹内電気
milk tea/sexy sexy
「僕は24時間電気屋さんに行く」収録のソロ曲の変態っぷりがやたら強く印象に残っていて、他のも聴きたくなったので買ってみました。2曲入りシングル+ライブ音源2曲(+カラオケ2曲)で800円ってすごいですね。まんが仕様のジャケットもいい。というか、これ見て初めてメンバーの顔と名前が一致しました。そういう意味でもありがたい。これから聴きます。
41.ある種の熱 / 高橋徹也
ある種の熱
タワーのワゴンセールで購入。このひとの曲は聴いたことがなかったのだけれど、10年くらい前にどこかで見かけたジャケットがずっと気になってました。スーツ姿で穴掘ってるやつ。思いがけないところで最新作に出会えて嬉しい。というわけでこれから聴きます。

*1:直方体の箱っぽいものにまたがって手で叩いて音を出すあれ。恥ずかしながらその楽器の名前を今回ようやく知りました