almost everyday.

its a matter of taste, yeah

昨日の雨が嘘のような晴天。近くの公園まで散歩してきたというひとは「かるく歩いただけで汗ばむくらいよ」とにっこり笑って半袖で闊歩しておられました。窓から差し込む光がまぶしいです。
一時帰宅から戻ったひとを「おかえりなさい」と迎え入れる異様さも、その都度かならずスクリーニングを受けなければならない不便さも、何も言わずに受け入れる辛抱づよさにはただただ頭が下がります。同時に、この気遣いに甘えていてはいけないとも強く思う。胃がじりじりするような、焦りとも痛みともとれる感覚でもって。
ここには日々、入れ替わり立ち替わり取材のひとがやってきます。あのあと出産したおかあさんに「母乳かミルクかお伺いしたい」って、今ここでそれを訊いてそれからどうするつもりでしょう。無責任な興味を掻き立て不安を煽るだけの記事なら、はなから伝えられないほうがましです。自分の伝えたいことだけじゃなく、そこに寄り添う現実をも伝えなければ、それは報道などとは呼べないただの自己満足にすぎないと思う。
ちなみに、先ほどの取材時はたまたま対象者がみな不在だったため、結果的にもろもろ杞憂で済んで胸をなでおろしました。よかった…。正直、もう、うんざりなのです。よそから来たひとに憶測でものを言われるのも、かわいそうだと決めつけられるのも。うわべだけの薄くて浅いシンパシーはいらないよ。かえって何だかかなしくなるよ。そこんところをわかってほしいよ。むしろそれを伝えてくれよ。以上、休憩中に避難者さんと話した内容でした。
今夜はわりと早い時間に仮眠をいただいたので、このあと朝まで寝ずの番です。おはようございます。