almost everyday.

its a matter of taste, yeah

翔んで埼玉 / グリーンブック

  • いつかの代休、土曜のうちに通院を済ませておいたので終日フリー。さて何をするべか、とひとしきり考えた末に向かった先は長町。モーニングファーストショーにて翔んで埼玉をキメてまいりました。
  • 公式サイトが充実しすぎて、特にバカっぽさが突き抜けているシーンあれこれを茶番劇アワードと称して再掲するだけならまだしも、このためだけにわざわざ別のドメインまで取得するという並々ならぬ熱の入りよう、嫌いじゃないです。どこまでも全力。狙いすぎとかあざとすぎとかいう気は正直しないでもないけれど、演者スタッフ全部ひっくるめてここまでチーム一丸となれるのならば天晴ってもんでしょう。
  • 個人的に意表を突かれたのは、5秒後に消滅するビデオを託された伝令こと猿橋岡山天音だったこと。む、無駄遣いが過ぎるぜ…!他には、埼玉軍が快哉を叫ぶ場面で東郷と岩村がどさくさにまぎれてイチャイチャするところ、都庁討ち入りの場面でモブ映像にしれっと別の映像(東京マラソンとか)が混ざってるところなんかがツボでした。あー、笑った笑った。

  • 笑った後には一杯ひっかけ、14時すぎにおやつがわりの坦々麺。もろもろ何かがおかしいことは分かっています。でも美味しかった。

  • 夕方、TOHOシネマズでグリーンブック。平日の午後らしからぬ混雑ぶり、さすがオスカーは伊達じゃないっスね…と感嘆するなど。予想に反してことさら大きなクライマックスを演出することはなく、ひとつひとつのエピソードを静かに丁寧に描く作風なので、変にハラハラさせられることもなくじっくり腰を据えて観ることができました。やろうと思えばいくらでもコテコテのお涙頂戴演出に持っていけそうな題材、それも実話にもかかわらず、ここまで地に足のついた仕上がりになるなんて。
  • 全編通して差別に与しないフラットな目線の持ち主であった妻・ドロレスが最後に心からの笑みを浮かべる清々しさには心洗われたし、エンドクレジットにプロデューサーの一人としてオクタヴィア・スペンサーの名が出てきたのにも驚きました。マハーシャラ・アリに関しては年末に観たKICKSの売人役がじわじわ恐ろしかったもので、紳士的かつ忍耐強いドクター・シャーリーもいつかキレて襲いかかってくるのでは…とビクビクしながら観てました。演技の幅、いくらなんでも広すぎやしませんか。おやすみなさい。