almost everyday.

its a matter of taste, yeah

永遠に僕のもの

  • 朝、チネで永遠に僕のもの。先日予告編で観た主人公があまりに蠱惑的で目が離せなくて、まんまとうっかり魅入られてしまいました。原題はEl Ángel、まさしく天使。それも絶対、一筋縄ではいかない感じの。
  • アルゼンチンの連続殺人犯、カルロス・ロブレド・プッチの実話をベースにしているとあって冒頭から窃盗、喧嘩、強盗と悪さの限りを尽くすわけですが、この子ってばとにかくめちゃくちゃ仕事が粗い。やりたい放題、つまり雑。いくら71年当時の話とは言え、こんなん普通に足がつくでしょ…?なんで捕まらないの…?と不思議で仕方ありませんでした。MVばりにクールな音楽とスタイリッシュなカット割り、そして何よりあの魅惑の笑みであらゆる矛盾をねじ伏せていく力技っぷりが凄かったです。粗さを美しさが凌駕している。
  • 年上男性の陰部を主人公目線で凝視するようなショットがあったり、ガールフレンドとの交際がごく清いまま特に進展しなかったり、眠る相棒の身体を盗品のジュエリーで彩ってみたり、年上女性のアプローチをもっともらしく退けてみたり、性的嗜好を窺わせる描写が散りばめられているとは言っても、この邦題は少しばかり意訳が過ぎるし飛躍しすぎでは…?と考え込んでしまいました。こうしたコラボレーションもある特定の層への媚びをビンビンに感じるし、物語の解釈をあるひとつの方向にのみ誘導するようなやり方は好きじゃないです。作品内に決定的な描写があるわけでもないのに、異国の配給会社がこういう勝手な真似をするのはお門違いとしか思えない。その後の話はまた後で。

  • 今朝のおめざは無印のピスタチオバニラクッキー、お昼はトマトとほぐし手羽元のスパゲティ。ざく切りのトマトと柔らかく煮た手羽元をつぶしたにんにくと燻製オリーブオイルで和えて、茹でたてのスパゲティに絡めたものです。熱々とひんやりが一緒くたになってるところ、好き。
  • 星稜vs育英の準々決勝は圧巻というか、星稜の無双っぷりがえげつなかったです。残りの日程は星稜を応援しよう、それがいいよ。おつかれ育英、光星も。
  • 先発は石橋。5時間超の長丁場、延長12回で決着つかず。負けなかっただけまだ良かったとは言え、下り調子のチーム同士が揃いも揃ってここぞの場面で攻めきれないというか、勝利への執着心が希薄でいまいち散漫というか、これを無理やりポジティブに捉えるとすればリリーフ陣が耐えに耐えて踏ん張った試合と言えるでしょう。
  • 中でも特に冴えていたのは、火消しからの回跨ぎを無失点に抑えたハーマン&ツーベースそして死球からの三者連続三振という離れ業をやってのけた高梨でしょう。打線はと言うと、7回に起死回生のツーランで試合をふりだしに戻した浅村以外は何とも物足りなかったです。せめて!もうちょっと!剥き出しにしろよ闘志を!と言いたい。おやすみなさい。