- 最新シングルがあまりにも力強く耳に残るので5年ぶりに夜の本気ダンスを聴き直してるんですけど、近作は音の引き出しがぐんと増えてめっちゃ聴きごたえありますね…！当時は正直「どの曲聴いてもわりと一本調子だよな…」とか「あからさまにフランツな曲やアクモンな曲が悪目立ちしてるよな…」等といじわるなことを思ったりしてたんですけど、ここ2作でそこらへんの見せかた聴かせかたが格段に巧くなっててグッと来ます。チラ見せの妙というか。
- 他ジャンルとのコラボやホーンの導入といった新しい試みに関しては、よっぽど売れてるわけでもなければ迷走や停滞といったネガ要素を想起してしまいがち、つまり「マンネリを打破して何とか売らねばならぬ」的焦りやテコ入れ感がつきまとうわけなんですけど、このひとたちは一貫して「踊らせる音」を標榜しているだけあって、そういう台所事情をあまり感じさせないあたりディレクションが上手くいってるんだろうなあと思います。モノブライト以来ひさしぶりに出会えた脳内ライブラリの近しいバンドなので、どうか同じ轍を踏んでくれるな…！と願わずにはいられないのです。売れてほしい。たのむ。おやすみなさい。
