almost everyday.

its a matter of taste, yeah

沈没日記2022(通算120日目)

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  • 散歩に出た折、何となくふと「あ、今日なら行けそうな気がする」という気持ちになれたので、この機を逃してはならぬとばかりフォーラムへ。ずっと楽しみに待っていた、けれどもなかなか立ち向かう気力が湧いてこなかったフレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊、ようやっと観に行けました。
  • この長い長いタイトルだけでもそれと分かる情報量の多さ、カラーとモノクロの印象的な使い分け、映像と静止画とアニメーションをパズルの如く精緻かつ巧みに組み合わせるテクニック、とんでもなく豪華なキャスティング。ウェス・アンダーソン監督作をスクリーンで観るのは今日が初めてだったんですけど、それはまるで飛び出す絵本をすぐ目の前で手を替え品を替えめくり続けられるかのような2時間でした。すごい。すごい。全部がすごい。フランス文化に造詣が深ければより隅々まで物語を楽しめそうだけど、わたしみたいに頭空っぽのまま臨んでもはちゃめちゃに楽しくて美しくてうっとりさせられ通しでした。まさに眼福。
  • それにしてもですよ。シアーシャ・ローナンのこんなにも贅沢な無駄遣い(もちろん褒めてます)ってある?信じられないよ。ふつうに叫びそうになりましたもの、「えー?そこ?マジで?」って。
  • 夜、休前日ということもありあらためて腰を据えて今後について夫と意思疎通を図るなど。ふうう、3月は夫の異動次第でとんでもなく忙しくなるかもしれない。ということは、可及的速やかに気力体力を上向きに持っていけるよう努めなければならぬ…!と気合を入れ直した次第であります。まずは、ここしばらくの沈黙を案じてくれた友人に意を決して返信メールを送るところから。
  • 本件、ここまで職場とわが家以外ではごく限られた範囲でしか事情を明かしていないのです。親はもちろん本人以上に気に病むだろうし、地元の古い友人にしても同様かつその親を通じてそこかしこへ筒抜けになるのが目に見えてるし、というわけであらゆる事務処理を終えたところで事後報告するつもりでおります。これはわたしの問題だから、巻き込む相手は少ないほどいい。おやすみなさい。