7時起床。昨夜遅く帰ってきたわりには、ずいぶん早い目覚めです。・・・しかし、気分わるっ。二日酔い、というほどひどいものではないのだけれど何と言うか、昨日飲んだものがそのまま喉の内側にこびりついてるような不快感。喉がかわいて水ばかり飲んでました。しかしこの感覚はなかなか消えず、ならばいっそ何か別なもん食べたら治るかも?と思い立って納豆パスタをつくることに。本物の納豆はさすがにまだ食べたくないんで、乾燥納豆が入った市販のソースセットで済ませました。しかし予感は的中、けろりと治ってしまいましたよ。おのれの強靭な肝臓と分解酵素に乾杯、この遺伝子を分け与えてくれたおとうやんとママンに感謝したい気持ちでいっぱいです。ありがとう。
天気がいいのでふとんを干し、広げたままのソファベッドにごろりと転がり暖かな陽射しを浴びながら読書。野崎孝訳の「ライ麦畑でつかまえて」と村上春樹+柴田元幸の「サリンジャー戦記」をかわるがわる読んでました。ちなみに村上訳の方はまだ読んでません。何年かたったらこれまでの「ライ麦〜」と同じ判型で出るんじゃないか、などとひそかに期待してるんですけど、それはさすがに無理かしら。ニューヨークへ向かう電車の中で同級生の母親と話すところがどういうふうに訳されてるのか、が楽しみです。
お昼前、相方到着。昨夜はわたしと同様に職場の忘年会だったらしく(おまけにオールだったらしい)、生気のないどろりとした目つきにびっくりしました。そんな顔で6号線を飛ばしてきたのかい?よく捕まらなかったな(相方のために一応弁護:日付が変わってからは一滴も飲んでないそうです)。とりあえずお互い風呂に入り、タバコくさい髪を洗って、改めて眠りにつきました。そのときはまだ陽も傾いておらず、先ほどと同じくタオルケット一枚でもじゅうぶん暖かかったのだけど、うっすら寒くて目を覚ましたら辺りがすっかり暗くなってて心底びっくり。昼寝で5時間も眠るなっつうの。昨夜オールの相方はさておき、自分はいったいトータル何時間寝てんだ、って話ですよ。怖くて数えられません。ああ、ダメダメ。
眠たい身体をむりやり縦にして、お夕飯の買い出しへ。本日はほうれん草カレーをつくるのです。野菜とひき肉を炒め、トマト缶を加えて煮詰めたカレーの仕上げにほうれんそうのピューレを加える、というもの。ゆでたほうれんそうを刻んで叩いてひたすら細かくする作業、なかなか楽しいです。ほうれん草を入れる前と後、それぞれ味見をしてみたら当然ながらもちゃんと味が変わっていたので感心しました。栄養ありそう。美味でしたよ。
先週たまたま見てしまった「小学生30人31脚」の全国大会を、今日もつい見るはめに。ダメだよ、子供の涙をこういうとこで使うのは卑怯だよー。それぞれぐっと来る場面が微妙に違って面白いです。番組開始直後に「ここが強いんじゃないか?」とお互い予想してたところがどっちも決勝に残ってたのには驚きました。わたしが推してたところは2位。惜しい。ところでわたしは「うつむきながら敬語で話す子供」というのにかなり高い確率で心を奪われてしまいます。もうね、どんなに顔が可愛くたって、こまっしゃくれてて無駄にプライド高いお子様なんて知らんぷりですよ。子供だけじゃない、イノセントとただの我侭を確信的に(しかし無意識に?)同一視してる人を見てると胸のあたりがむかむかしてくるのです。いつまでも、そんなにぬくぬくしてられると思うなよ。と、負け惜しみのひとつも投げつけてやりやくなってしまう。負け惜しみ?そんなばかな。
あれだけ寝たのに、22時前にはふたたびまぶたが重たくなり。おまけにひどい頭痛もします。いつものように頭がガンガンするというのでもなく、きりきり痛むというのでもなく、右のこめかみの奥がびりびり痺れるような痛さ。かつてない痛みに耐えきれず、思わず涙まで出てくる始末です。これはきっと痛さのせいで出た涙じゃなく、「こんな痛みがあったのか?」という驚きの涙なんだろうなぁ、などとぼんやり考えながらバファリンを飲み下しました。脈うつような痺れのリズムをなだめながらふたたび眠気がやってくるまで、明かりを消した部屋の中で食い入るように「世界ふしぎ発見」を見てましたよ。草野仁さんの声を聞いてると、すごく落ちつくような気がするのです。やわらかな声をもっている男のひとが好き。おやすみなさい。