almost everyday.

its a matter of taste, yeah

空にまいあがれ

朝起きてすぐ、前髪が伸びているのに気付きざくざくはさみを入れてみたところ、レイヤーがほとんど消え失せやたらめったら厚ぼったくなりました。軽さがなくなったせいか、普段以上に目つきが暗く悪く見えます。これできっちりアイメイクなど施してみたら、アバンギャルドな前衛ムードが醸し出せるのかもしれません。バカなこと言ってないでさっさと梳き鋏を手に入れろって話ですよ。ていうか自分、なぜに目覚めてすぐ髪を切り始めたりしたんでしょう。寝ぼけてたのか。昨夜(というより今朝)は結局シンクロ見終えたところで力尽き、棒高跳び決勝観戦を断念したのですがそれでも充分しんどかったもんな。ちくしょう。男子マラソンは気合いを入れてかからねば。

ひと棟離れた先の職場に、ニック・ドレイク好きのおとなしい同僚がいます。今朝その人とすれ違ったらシトラス系のおっさん香水がふわりと漂ってきて、理由はよくわからないながらも瞬間的に強い衝撃を受けました。それがどんなに端正な顔立ちのひとであれ、男子が香水をまとう瞬間というのを想像するだけで何となく複雑な気持ちになるのです。あのひとも、香水をふりかけた後、手首の内側をこすりあわせて匂いを確かめたりするっていうの?そんなのやだー。というのは単にわたしが保守的な考えの持ち主であると同時に、もともと香水というものがあまり好きではないせいかもしれませんが。とは言っても、香水を使ってまでおのれを飾り立てようとする男子にはきっと惚れたりしないんだろうなぁ自分。まあ、すべては好みの問題ですけど。恨むならおのれの鋭すぎる嗅覚を恨めということなのか。人に言えない得意技は、向かいの家の夕食メニューを当てることです。生まれ変わったら成田空港麻薬取締特殊部隊の犬になれるかしら。そうしたらきっと、いけすかない大物外人の足にでも噛みついてやるんだ。うふふ。

それで現在は、風呂上がりにビール飲みつつ昨夜の陸上ハイライトを見ております。マイルリレーの予選が素晴らしすぎるあまり、思わずビール2本めに突入してしまいましたよわたくし。アンカーの粘りがとんでもなかったです。決勝がたのしみ。そして話は変わりますが、朝の7時とか9時あたりのいかにも人気(『ひとけ』と読もうが『にんき』だろうがいずれもすんなり当てはまるあたりに悲壮感が漂います)のない時間帯を選んで戦わされる競歩という競技はつくづく冷遇されてるよなぁ、とあらためて実感。マラソンよりも長い距離、長い時間を耐えて耐えて耐え忍ぶ競技だというのに、たった3回歩型について警告されたらただそれだけであっさり失格になるというルールからして異様にシビアです。前に一度、どこかの国際大会でゴールまであと数十メートルという時に最後の警告を受け、とうとうゴールさせてもらえなかったブロンド男性の映像を見たときはとても他人事と思えず、ぼたぼた涙を流したものでした。だってさ、それまでひたすら49キロ以上も歩き続けてるのよその人は。他の運のいいやつらは、ジャッジがちょこっと他の選手に気を取られてる間、思いっきり歩型を崩してたかもしれないんですよ。そんなことが許されていいのか、ちくしょうめ。ひどい話だわー本当に。ぷん。それではおやすみなさい。