almost everyday.

its a matter of taste, yeah

結局ビールは4杯のんだ

朝はどうにか無事起きられました。よかった。で、海辺の某所に集まって1日がかりのボランティア。そうです、本日は完全無給の奉仕作業なのです。風つよくて作業がいちいちたいへんだし、仕切りは何だかグダグダだし、配備された場所がわるくて知ってるひと誰もいないし(オール初対面)、といった感じで見の処し方がよくわからないままおろおろと立ち動いておりましたが、みなさん親切にしてくださって最終的には楽しかったです。ただ、台風接近中の海辺の天候をナメきってTシャツ1枚+ジーンズで参加してしまったため、まる1日じゅう冷たい風にあおられて鳥肌をたてていたのは相当しんどかったです。まあ全部おのれの準備の悪さが敗因なのですが。16時すぎに作業を終えて部屋へ戻るやいなや、熱いおふろを沸かして思うさま身体を芯からあたためました。ああ、ようやく生き返れた。ふいー。働いたなあ、今週は。

だけど、わたしはまだ終われません。本日はこれからsonicへあぶらすましとmooolsを見に行くのです。mooolsが地元で観られるなんて!それもあぶらすましと一緒に見られるだなんて!嬉しさのあまりつい、mooolsサイトでチケット予約までしてしまったほどの気合いの入れようです。ああ、たのしみ。どきどき。

あぶらすましの出番は3番め。いつものように「飯を食べよう」と♪鼻をかすめる〜、って曲(未だに曲名がわからない)をやって、その次に初めて聴く何だかすごい曲がはじまりました。「ある土地で男と女が二手に分かれて戦い、男は城を攻め、女は飯に毒を盛り、男はひとたまりもない」みたいな詞(うろおぼえ)をステージ向かって右側が定位置の大っきいほうのギターのひとが鬼気せまる顔つきで歌ってて、それを見てたら何だか呆然として、目が離せなくなってしまって、口をぽかんと半開きにしたままぐいぐい揺られておりました。ラストは♪大きなおしりが〜って曲。これは聴くたびアレンジがちょっとずつ変わってて楽しいです。終盤、テンポを落としてややエロっちい感じになるところがたまりません。それにしても、あぶらすましはいつもいつも30分くらいで終わってしまうのがもったいないなあ。これの倍くらい踊れたらすごくいいのに。あ、そういえば今日は「もう僕は終わりを考えたりしない」もやりませんでした。残念。

で、トリがいよいよmoools。最小編成の3ピースではりつめたスリリングな緊張感を保ちつつ、足元をすくうリズムで空気にさざ波を立て、深く太いベースラインはあくまでなめらかで、声は神経質で繊細そうでありながら暖かさをも含んでいて。あんまり気持ちよすぎてもう、溶けそうでした。「耳障りよりも早く僕の耳の渦巻きをみたすあのギラギラは何だ」をやってくれたのがすごくうれしかったです。この時間がずっと続けばいいのに、と思いながら目をつむってずっと身体を揺らしてました。ああ、気持ちいい。

終演後、物販スペースでmooolsのCD(7月に出てた新譜を何となく買いそびれていたのです。やったー)を買った際、メンバーのおひとりと偶然目があったので、勇気をふりしぼって話しかけてみました。耳元に顔をそーっと近づけて「わたし、モールスさんの♪痙攣する水面にボートを走らせミミズ腫れ〜♪、って曲がすごく好きなんです」と言ったら「それはまた随分敷居の高いところから・・・。もしかして、チケット予約のメール下さった方ですか?」と返していただけたのでちょっと驚きました。まあ、あちらにしてみれば行ったことのない土地でのライブに予約が入ることの方が驚きなのかもしれませんね。ほんの数分間お話した中で得た印象としては、腰が低くて謙虚で(『あんまり褒められ慣れてないんで・・・』とか言ってた)穏やかなひとたちでした。またいらしてください、ぜひ。

終わってみたら、何だかとても濃密で楽しくて幸せな1日でした。よく眠れそうです、物理的にも気持ちの上でも。おやすみなさい。