almost everyday.

its a matter of taste, yeah

喜びと悲しみとリズムと星に願いを

うちの相方、すなわち夫。が、生まれ育ったこの地を離れ仙台で暮らすようになってから、早いもので5年の月日が流れました。
もともとはスキルアップというかステップアップと呼ぶべきか、そういう感じの出向みたいな転勤だったのですけれども。このところは仕事全般に関していろいろと思うところがあるらしく、そんなところへ異動希望の申請時期も重なったりして「もう少しだけやってみて、無理だってのが分かったらそろそろ帰ってこようと思うんだ」という話を何の前触れもなく聞かされたのが2週間前の日曜日、いつものように仙台行きの最終バスを並んで待っていたときのことでした。
わたしとしてはできることなら生活を共にしたいし、そのためにはどちらか一人が仕事を犠牲にしなければならないし、そういうあれこれを考えたらばこの相方の申し出は願ったり叶ったりである、はずなのに。何かを筋道立てて考えるより先に、するりと自分の口から出てきた言葉は「いいよ、急いで帰ってこなくたって」でした。「ずっと一緒なんだから、納得いくまでやればいいよ」と、確かに、わたしの口がそう言った。そして、その瞬間、何て言ったらいいのかいまだによくわからないけれど、それでもとにかく変に安心したのでした。ああ、もう、大丈夫だ。少なくともわたしはひとりでも平気だ。心配なことはいろいろあるけど、根拠なんて何もないけど、一緒にいられる時間はひどく短いけれど、それでも、わたしたちは家族だ。今日までの3年がこんなにもあっという間にまるで夢みたいに過ぎたのだから、これからだって3年だろうが4年だろうが5年だろうが、きっとおんなじように過ぎて行くんだろう。・・・というふうに、妙な自信が不自然な実感を伴って胸に迫ってきたのでした。いくぶん強がり混じりの感は否めませんが、それでも、これまで過ごしてきた時間は危ういながらも積み上げられてる。と信じていたい気持ちでいます。
というわけで、今日が、結婚3周年のその日でした。4年めも、どうぞよろしくダンナさま。おやすみなさい。