almost everyday.

its a matter of taste, yeah

東京おかいもの日記 11月編---2003.11.14Fri-15Sat

※主に、自分用の記録です。おひまでしたらどうぞ。

昨日までの寒空とはうって変わって、ぴかぴかの晴天に恵まれました。夜間に備え着込んできた薄手のダッフルが少々重たく感じられてしまうくらい、ほかほかと暖かな光が降りそそいでます。ああ気持ちいい。バス乗り場横のコンビニにて朝食を調達。何やら気分がいいので、意味もなくイクラのおむすびなど買い求めてみました。熱いお茶をすすりつつすべて胃に収めたところで、バス到着。

紅葉した山と青空のコントラストがまぶしくて、うまく目をつぶれません。それでもやはりうとうとして、次に目を開けたときには空の色がすっかり変わっていました。東京の空はいつ見ても、たとえ晴れてても白いのねぇ・・・などと思ったらいつのまにか脳内ミュージックがHi-5に。ちょっとだけ哀愁。

しかし。平日にもかかわらず、この日の首都高速はものすごーく混んでました。気付いてみれば1時間半遅れ。自分は特に急ぎの用もないんでのんびりしたものですが、何だか車内は異様な殺気。うう、怖い。この高速バスは綾瀬駅を経由するので、いつもはそこで降りるところを(そうするとだいぶ移動時間を短縮できるのです)今日は何となく気が向いたので、それに天気もいいし、というわけで終点東京駅まで行くことにしました。日本橋やら浅草など、普段はめったに行かないような所を通ることができてちょっと楽しかったです。プチ観光。

で、到着後、とりあえずふらふらと歩いてみることに。銀座方面へあちこち横道逸れながらのんびりお散歩、いい気分です。しかし、東京と銀座は目と鼻の先なのに、道行く人の姿かたちがまるっきり違うので何だか変な感じ。そりゃまあかたやオフィス街、かたや有閑マダムの街(※勝手なイメージ)なので違って当然と言えば当然の話なんですけどね。なんかおもしろいな。お腹がすいたので適当なお店に入り、「蕎麦の実入り納豆そば」というのを食べました。蕎麦、蕎麦の実、蕎麦湯、冷蕎麦茶(食前)、温蕎麦茶(食後)。ある意味蕎麦のフルコース。お腹いっぱいです。

銀座から地下鉄に乗り、渋谷まで。まずはタワーへ。しばらく前にメールフォームで、心やさしい誰かがそっと「2T1R、渋谷のタワーに置いてましたよ」と教えてくださったのでそれを買おうと思ったのです。無事購入できましたよ、ありがとうございました。それと洋楽フロアでもう1枚、セバドーやらペイヴメントやらフォークインプロージョンなんかが入った2枚組の輸入盤コンピを発見。全36曲で1000円弱というご奉仕価格に目がくらみ、つい手を伸ばしてしまいました。試聴してみた感じではわりとゆるめの曲が多かったので、導眠時または日向ぼっこのお供にしようと思います。よい買い物ができました。ふふふ。

その後も何となくあちこち試聴。バッファロードーターの新譜が格好よかったので、次回のヤクザ買いリスト入り決定。Hi-5の新譜を聴いて以来、エレクトロ音がいきなり耳になじむようになりつつあるので自分でも驚いています。それとポラリス、「shunkan」がようやく音源化されたので聴いてみたらば何だか凄いことになっていました。これってば、ほとんどもう、ブレイクビーツじゃないか。こちらもやっぱり、購入リスト入り。最近何だか、聴きたいものがやたら多いな。これも一応芸術の秋、なのでしょうか。

タワーを出た後は、いつものように公園通りへ抜けてNHK前をぐるりと。先ほどのタワーである程度物欲が満たされたのか、特にひとめ惚れも起こさず。サブウェイ前あたりで見知らぬ男性に声をかけられ、上手いこと逃げ切れずしぶしぶ話を聞いてみたら、今日もやっぱりカットモデルのお誘いなのでした。今年だけで一体何度、この手の話を聞かされているんでしょうか自分は。そんなにも、ボサボサですか、わたし。悲しい。

日が落ちかけた頃、井の頭線に乗って下北沢へ。まずはgraniphでHi-5のTシャツを購入。白いのと茶色っぽいの、どちらにしようか迷ったあげく結局茶色(イラスト入り)の方にしました。思いのほかサイズ展開が豊富で、どれにすべきかここでも逡巡。最終的には一番小さいssサイズで落ちつきました。ジャストサイズでがんがん着たおしますよ。うふふ。

本多劇場のヴィレッジでは、いろんな本を立ち読み。たまたま手に取った「江利子と絶対」という小説が面白かったので、また今度探してみようと思います。で、考えたこと。ぶっとんだ人がぶっとんだ世界のことをひたすら書き連ねている本というのは、わりと退屈である場合が多いように思うのだけれど。それに比べて、あちら側へ今にも行ってしまいそうな人をこちら側の人が淡々と描くという手法(視点?)は、そのぶっとび具合が浮き彫りになる分おもしろみを増幅させることもできるんじゃないか、という気がするのです。ただしそれを成功させるためには、語り手となる人物像を緻密にきっちり把握できないことには物語そのものが成立しないはずで、つまりそれはものすごーく難しい作業になることが容易に予想されるわけで。・・・なんかすごいな。と、思ったのでした。テンポがよくてさくさく読めておもしろくて、しかもそのうえ物語をつくることまでできるなんて!とんでもないや。才能を感じます。

ハイラインでは500円のコンピ盤を購入、すぐそばの喫茶店でしばしゆるりとコーヒー休憩しました。そういや昼から歩き通しだったな。かるく充電した後、ハイライン横のcave-bへ。本日はここでシカゴベースのライブを見るのです(ライブレポはこちら)。時刻は18時50分、すでに真っ暗。

4バンドが出演するライブだったので、思ったよりも遅い時間になりました。おお、すでに22時を回ってる。今夜はこの後、友人と飲みに行く約束をしているのでした。ふたたび渋谷へ移動して、待つこと数十分。ほぼ1年ぶりの再会にしばしテンション上がります。和食をいただきつつ黒ビール、しあわせ。お互いずいぶん長いこと話して、時にぽーっと間をもたせたりしながら、結局ほぼ完徹。我々はまだ若い。・・・仕事上がりで疲れてたのに、ごめんね。友達は始発に乗って家へ、わたしは山手線で仮眠。ぐるぐるぐるぐる3時間も回っていたら、さすがに改札で止められました。そりゃそうだよね渋谷から新宿まで3時間ってアンタそれ徒歩?って感じですよねごめんなさい。とりあえず、お咎めなしで済んでよかった。ああ小心者。

でもとりあえず、おかげで眠気は抜けました。コーヒー飲んで10時まで待ち、高島屋のハンズでお買い物。丸い食べ物をきれいに等分できる、という目盛りつきカッティングシートと、シリコン製の落とし蓋を買いました。いずれも、前から欲しかったの。嬉しいな。

中央線で東京駅へ移動、かろうじて座ることはできるもののほとんど立ち食いみたいなお店でまた蕎麦を食べました。「磯とろろ」というメニューがあったので「とろろと刻み海苔かなぁ」などと思って注文したら、たっぷりのめかぶが乗っていてびっくり。そうか、それで磯とろろなのか。これはこれでおいしかったです。お腹をあっためた後、大丸で鳩サブレをふたつ買ってバス乗り場へ。次に来るのは来年だろうな。ごきげんよう。