almost everyday.

its a matter of taste, yeah

誰かの場所を奪うつもりはない だってそういうもんだろ?

泥のように眠りこけてたところをどうにかこうにか起き出して、11時には相方の家へ。おとうやんへのお見舞いをいただいたのでそのお礼を兼ねて、お昼ごはんをご一緒してきました。出かけた先のお店に偶然、むかーし昔ちょっといい感じの間柄になりかけたおとこのこが居合わせたので少々面食らいました。向こうもこちらに明らかに気付いてましたが、互いにまったく気付かないふりでやりすごしました。それぞれ家族と一緒だったしね。こちらが先にお店を出るとき、ほんの一瞬わずかに視線が重なったときに、ほぼ同じタイミングでふふふー、とうすく笑い合ったのが何だかとてもいい感じだったなあ。おお、なんか大人って感じだ。と自分で自分にうろたえてみたりして。ええと、俺。アーユーオーケー?オフコース!たぶん。
相方のご両親、というかふたりに限ったことではなくその年代の方々はだいたいみんなそういう感じだと思うのですがとにかく、彼らはエレクトロニクス方面にあまり明るくないので携帯電話の番号ひとつ教えあうにも骨が折れることこの上ないのですが、最近らくらくホンを使い始めたらしい相方ママンがこのところめきめきメールの腕前を上げてきておりまして、本日ようやっと赤外線にてメールアドレスをやりとりすることに成功いたしました。いや、そんなの別に相方に訊けば一発でわかることなんですけども、それでもやっぱり本人から教えていただかないことには何となくすっきりしない、ていうあーもうほんとやんなっちゃうな何なんでしょうね我ながら、この要らん義理堅さみたいなものは。向こうは向こうでやっぱりそれなりにきっかけを掴めずにいたみたいで、互いにちょっとほっとする、みたいな不思議な空気が流れた午後でありました。
それにしても。わたしもいつかはこのひとたちと、名実ともに家族になれる日が来るんでしょうか。ただ仲良くなるだけじゃなくて、腹の底から笑いあったりしょうもない軽口たたいたり小さな喧嘩をしてみたりする、そういうごくあたりまえの「家族」に。今はまだまだ無理みたいです。わたしたちはどうも、互いに気を遣いすぎてる。それが必ずしもわるいこととは思わないけれども、いやむしろ今のところはやりやすくもあるけど、それでも何だか心もとない気がするのです。わたしは多くを求めすぎてるんだろうか。今のままでもじゅうぶん恵まれてると思うのだけれど。欲深きは罪なり。ほんとうにそうなんだよ?きっとね。おやすみなさい。