almost everyday.

its a matter of taste, yeah

たとえ勝てはしないゲームでも

実に5日ぶりの出勤。しかし何だか、シマのみなさまがすごく優しくて面食らいました。ほんとう、きもちわるいくらいに優しい。でも、夕方にボスと交わした短いやりとりから、その優しさの理由が少しわかったような気がしました。
「大丈夫か?何なら明日も休んだっていいんだぞ?」「だめですってばそんなに甘やかしちゃ、これ以上休んだら給料泥棒もいいとこですよー」「いやそりゃ確かに、休まれたらしんどいよ俺らだって。でもさ、お父さんだろ?病気してるの。俺だってもしそうなったら娘についててもらいたいもん」
…思わず言葉を失うの巻。せ、せつない!世のおとうさんの魂のさけびを聞いた思いがいたしました。明日はまた福島に戻ります。でも終業まではふつうに働くよ。許せ父ちゃん。
父ちゃんが意識を失って寝たきりになっていちばんつらいのは、排せつの問題でも床ずれの心配でもなく「父ちゃんの望みを知る術を失った」ことです。たとえどんな姿であってもこのまま一秒でも長く生きていてほしい気持ちと、早くこの苦しみから解放されて楽になってもらいたい気持ちとがぐしゃぐしゃにせめぎあって、いてもたってもいられない気持ちになるんです。父ちゃんはどうしたい?って訊いても返事が返ってこない、そのことがとても不便でさびしくて、そして何よりもかなしい。できることならもう一度、ほんの数秒だけでいいから父ちゃんの意識が戻ってきてほしいです。叶わないのは知っている。でもまだ諦められません。おやすみなさい。