終業後、ゴッドハンドの元へ。肩から頭までをすっかりひとの手に委ねていると、不意に「いま、このひとがその気にさえなれば、ひとひねりで死ねるんだなあ自分」みたいな考えが頭をよぎることがあります。想像とか妄想とか願望とかそういうのじゃなくて、ただただ客観的な事実として。
ゴッドハンドは大抵いつもてきぱきと滞りなく施術をすませるひとで、患者との接しかたも至ってビジネスライクです。が、どういうわけか5回に1回くらいの割合でひどく優しくされるときがあって、いつもいつもその落差にくらくらさせられています。じっと目を覗きこむようにして、しかも耳元で囁くように「大丈夫?痛くなかった?」って、その訊きかたはまるで事後のそれですよ兄さん。いや実際には首を左右にごきごきと景気よく鳴らされてるだけなんですけども。色気のかけらもありません。
帰宅後、掃除の傍らラジオをつけたらたまたまゲストがMONOBRIGHTでした。おお、しかも全員お出ましとは。「アクメの向こう側って俺、睡眠しか思いつかない」発言がツボでした。それと瀧谷さんの好きな食べものが「かぼちゃのポタージュ」というのもよかったです。和みました。おやすみなさい。