almost everyday.

its a matter of taste, yeah

Nerve Flip

  • 朝ドラ第8週、へえ!いきなりクビにするわけじゃないんだ!何だかんだで温情がすごいよ、これじゃまるで帝王学の伝授じゃないかオーナー(大叔母さん?)。ていうか、2年近く働いてきたのにそこ突っ込んだり教育したり、そういうあれこれ一切何もないままただただ賄いつくって検品・伝票整理して前菜まで任される*1ようになったんだ?それまでの間、常連さんからクレームとかなかったんだろか。
  • 修行先のオフィスはスチール机や赤鉛筆などの小道具こそ一応当時の新聞社っぽいけど、全体のレイアウト(ガラスに部署名がレタリングされてるとか)が現代っぽさ丸出しで萎えます。ああいう感じ、早めに見てもバブル前後以降のしつらえだと思う*2。それと、ピザを入れるあの箱。いかにもデリバリーっス感丸出しのあの箱〜〜〜!昭和!40年代に!あるわけがねえ!新聞の縮刷版だってもうちょいクラシカルなフォントかつ落ち着いた色合いのはず。時代考証、もうちょい気合い入れてほしいです。萎える…。
  • デスクの田良島さんはあの時代にはめずらしく、怒鳴るでもなく目を吊り上げるでもなく淡々と澱みなく長台詞でヒロインを教え導く*3飄々とした風情がたいへんよろしいですね…!と思ったら、頭でっかちの若手にはバシッと喝を入れる一本筋の通った熱さもまたよろしい。これはなかなかの切れ者ナイスキャラ。…って出番はたった1週だけかい!展開はっや!修行みじけえ!端折りが過ぎる〜!
  • ていうか、成功者の美食礼賛となりつつある人気連載をズブの若手に「やってみなはれ」とばかり任せて*4おきながら「北部出身の料理人*5が南部の料理を挙げるからには強い思い入れがあるはず。肝心なことを書かなくてどうする!追加取材を申し込め」と突き放すのはわりと謎。そもそもの話、それができてりゃ現行連載、若手に突っ込まれるほどマンネリ化&浅い内容になってないのでは…?追加取材の条件として出されたお題も、こう言っちゃ何だが大した難問でもないしな。現代なら検索0.5秒で終わる物量&範囲だし。記事全体なら大変だけど、投書欄ってことまで絞れてるならせいぜい1日半ページ程度でしょ?見出しだけ拾ってったらそこまで時間かかんなくない?
  • 先週嫁いだばかりのネーネーは一年経ったらさっそく身重になってた、と。出産を機に家庭に入る、というのは時代背景からしてごく一般的な判断なのでそこをとやかく言うつもりはないですけども、ヒロイン上京費用として学校に申し入れた借金300ドルはその後無事返せたんですかね…?実際、もともと使わなくて済んだ?いや、きっと他の返済*6に回してるよな。円への切替に伴ってレートが変わって返しやすくなったとか?はて。
  • それはそれとして、とりあえず石川先生が妻を思いやる優しい夫として描かれてたのには安心しました。いやほらね、先週のキレ土下座プロポーズにて「僕は長男」発言が出たものですから、石川先生もご実家でニーニーばりに蝶よ花よと崇められてふんぞり返ってるんじゃないか、ネーネー婚家でいいようにこき使われてるんじゃないかなあ、と思ってたんですよ。まあ、実際は生まれてからが本番だけどな!*7
  • 歌子の「恥ずかしがり」というキャラ造形を考えると、自らオーディションを受けようという発想が出てくること自体わりと謎なんですよね。先週、ネーネーの幸せを願うあまりに名護まで突撃したことを踏まえると、彼女が「自分のためだけに」行動を起こすにはこれを上回るトリガーが要ると思うのです。「歌手になれば上京できる≠サトルに会える」とか「何らかのツテで片桐はいりに猛プッシュされやむにやまれず」とか、そういう切羽詰まった動機がないのはどうにも不自然だと思うの。「就職が嫌なわけじゃないけど、暢ネーネーみたいに挑戦してみたい。良子ネーネーはもうすぐお母さんになるけど、私は家で何の役にも立ってない。歌しかないから」ってこれ、若気の至りにしても弱くない?*8と頭にはてなを浮かべながら観てたんですけど、県人会長とヒロインの会話で病気ネタが出たのは最終オーディションで倒れる布石だったのか〜。「良子ネーネーは先生になって、暢ネーネーは東京でコックさんになって、何でウチだけ何にもなれないわけ?熱ばっか出してみんなに迷惑かけて」って、なるほどこれは家族への引け目からくる足掻きだったというわけか。こうして歌子はちょっとずつ感情を発露させていくようになるのかな。歌のおかげでネーネーがお産を頑張れた、就職したおかげで電話を引けた*9、というのがささやかな成功体験として積み上がっていくのなら、それはとても素敵ね…!安易に夢を叶えさせなかった辺りは悪くない、ってかふつうに良いな。
  • 先週とやってることが全く変わらないニーニー登場シーンをわざわざ月曜にぶち込んだってことは、雇い主&新キャラ女子のお披露目が目的のはず。となればきっと、彼らに何らかのご迷惑をおかけする展開が見えてきたということになるわけで…。豚のお世話に勤しんでる分には何の毒も害もなくただ平和っぽいので、しばらくそのままそこにいてくれ〜と願ってたらば、やっぱり金曜にやらかすのかい!給料前借りからの脱走がデフォ化したんかい!
  • 働き始めた新聞社で和彦と再会、はまだ分からないでもないが、畳み掛けるように下宿まで一緒ってのははすがにイベント過多すぎやしないか…?青柳パパの死がしれっと台詞で片付けられたのが地味に辛いんだけど、「沖縄は僕のライフワーク」と言い切る和彦の志や愛さんのウーマンリブ意識してるっぽい存在感が今後この物語における「戦後の沖縄を描く起点」「女性の地位向上」へと繋がっていくのでしょうか。だとしたら、ここまでの物語が圧倒的に郷土愛<家族愛だったのにもまだ納得できる、かもしれない。ていうか、鶴見で飲んだ愛さんを和彦は送っていかないんだな…互いに自立した恋人同士ってことなのか?
  • そして月日が流れ、やっとやっとヒロインが髪をくくった…ここまでが長かった…!と安堵したところで今週はおしまい。やはりニーニー登場シーンが少ない週は(比較的)心穏やかに観ていられるな、と実感した次第であります。
  • 午後、単発の頼まれ仕事を1件。今のところ前職のツテに頼ることなく直近実績のみであれこれ請け負ってるんですけど、稀によくあるアレな案件(納期が極端に短いとか報酬がおそろしく安いとか)は詳細を確認する前にスパッとお断りしてきた甲斐あって初手からそこそこの条件を提示してもらえるようになってきました。今のところは時間的な余裕もあるし、経済的に困窮しているわけでもないので、やろうと思えばやれないことはそう多くないんです。ただ、わたしが言い値でホイホイ仕事を請け負ったらば、界隈全体の相場が下がってこれで生計立ててる方々にご迷惑をおかけすることになるわけで。今後も無理なく「頂戴できるゼニに見合った仕事はしまっせ」のスタイルを貫きたい所存であります。
  • 先発は瀧中。多くは語るまい。明日は勝って!なぜなら明後日、スーパーセールかつ5のつく日だから!頼んだぞ。おやすみなさい。


*1:褒められるヒロインを井之脇海がすごい顔で睨みつけてたのは、飛び級で先を越された怒りや妬みだったりするんでしょうか

*2:金曜になって「ああそうか、どのみち1週間しか使わねえからそんなに金かけなかったんだな」と納得

*3:大事なブレーンからお預かりしたお嬢さん、として手厚く扱ってる部分が大きいのは当然のこととして

*4:取材お断り&おかわり取材必至という分かりやすいピンチに大叔母オーナーが暗躍するあたり、この辺だいぶズブズブですな!ってか、何だかんだで大量に赤入れしてくれる田良島さんマジ理想の上司

*5:ってか大御所、ジローラモなのかよ!泣く演技はさすがに難易度高すぎだろうよ!

*6:ボクシングジムからの借金どうなった?ってまだ根に持ってます

*7:「お前自身が産んでも育ててもないくせに何を偉そうな」とお思いですよね。わたしも書いててそう思ってますごめんなさい

*8:それとは全く関係ないけど、オーディションで歌子が歌い出した途端となりで観てた夫が突然英孝ちゃん風に♪フライアウェ〜イ!♪と合いの手入れ始めて笑いが止まらなくなりました

*9:当時の電話加入権、めっちゃ高かったんでは…?就職してすぐ手が届く程度のやつだっけ?とは思うけど