almost everyday.

its a matter of taste, yeah

今バリアしてたもん

  • 朝ドラ第3週、わが脳内のヒコロヒー(コンプライアンス委員会)がひっきりなしにアラートをガンガン鳴らしてくるんですけど、びっくりするほど何もかもが雑で大味なので「ああそうか、これはいっそ荒唐無稽っぷりを愛でるタイプの朝ドラ*1ですね!」「多少の粗はなんくるないさ〜でやり過ごしつつ『いいぞもっとやれ』とドンドンパフパフするのが正しいお作法ですね!」と理解した次第であります。きっと我々はこの3週間、製作陣に「ついて来れるか?」と試されていたのでしょう。OK、やっと理解しました。今後はそういうつもりで観ます。
  • そもそも月曜、セーラー服のまま陸上部員の男子に競り勝つとかいくらなんでもどうかしてる*2し、「食事当番があるから部活には入れない」とのたまいながらもサーターアンダギー片手にのびのび帰宅部謳歌できてるし、借金&貧乏問題もいつの間にやらふわっと解決してるっぽい*3し、極めつけが「(理由あってのこととは言え)素人を殴るボクシング経験者」ってあらゆる意味で完全に無理。自分でもよく分からないが「具志堅用高に謝れ…!」という謎の怒りが湧いてきました。ほぼ時を同じく(1972年)して乱闘のち正当防衛が認められたというガッツ石松でさえ一度は現行犯逮捕されたのに、ニーニーってばあろうことか自分から勝負仕掛けてるじゃないですか。あまつさえ、倒した相手に大見得切って見せてるあたりどう考えても「おばあを守らねば」の正義感より「俺のいいとこ見せたるさぁ〜!」的イキりが前面に出ててキツさ倍増。マジきっつい…!
  • このニーニーを「愛すべきバカ」と捉えられるか否かで本作への評価は大きく変わるに違いないのですよねえ。前作初回にいきなりラジオを盗んだ長男も大概だったけど、あっちが「小狡くて頭の回る小心者」ならこっちは「見栄っぱりのええかっこしい」色が強すぎて周囲に及ぼす影響がいちいちデカそうなんだよな…。結局ヒロインの就職先には頭下げずに終わったし、いきなり日雇いで働き始めたのも次なる火種の布石っぽいというか、全編通してトラブルメーカーとしての比重が異様に高そう。
  • とは言え、このニーニーの上を行くクセの強い片桐はいりが彗星の如く降臨してくださったおかげで、当面はサトルを一途に想い続ける歌子周辺を心の支えに見守ろうと思えました。オラ、あんべちゃんさえ居てくれたらまだ耐えられそうな気がする…!実際、ニーニーが登場しなかった木曜日のノンストレスっぷりったらなかったもんな。
  • ドラ息子as時任三郎ジュニアはこの際どうだっていい、ていうかニーニーだけじゃなくヒロインまでも鼻っ柱が強くて喧嘩っ早いんですね…?服のツギハギや病弱&歌うまエピソードあたりも加味すると、三姉妹の性格は上からまんまメグ・ジョー・ベスと再認識*4。歌子、強く生きて…!まさかドラ息子2号as渡辺大知がローリーってことはなかろうけども*5、彼のおじい様にあたるベスの理解者的役回りは是非とも片桐はいりでお願いしたいです!
  • リリースレーダーに徳永憲の新譜が来てたので朝からぐるぐるリピートしてます。好きだ。その後の話はまた後で。

  • そんなこんなで連休初日、うまいもの巡りからの温泉にてぬくぬくふやけております。この後は貸切風呂を満喫したらあとは寝るだけ。ああ、なんて幸せなの…!おやすみなさい。

*1:わたしの知る限り、類似事例としては「仲村トオルがいきなり死ぬ&今となっては岸惠子の襟の抜き方が大胆だったことしか思い出せないうなぎ屋の話」「生き別れの双子が奇跡的に邂逅&歌手デビューする話」「宇宙へ旅立つヒロインの夫が藤井隆だった話」等が挙げられます

*2:陸上部舐めんな案件&ジェンダー観転換の第一歩かと思いきや、金曜にここがひっくり返って第1週でうっすら予測できたお母ちゃんの癇癪持ちカミングアウトに繋がったのね、ほほーう!

*3:4兄妹もサトルも全員高校進学できてるし、長女なんて短大出てるし、長男に至っては出稼ぎでもしてんのかと思いきやほぼ無職なわけで、実際のところ収支は一体どうなってんだろ

*4:エイミーどこ行った?という謎は残りますが、もしやニーニーが「少年の心を忘れない男」として象徴的末っ子に配されてるんでしょうか

*5:ネーネーに猛アプローチしてすげなく断られ「その冷たさがまたいい〜♡」みたいなことを言ってるあたり、何かの拍子でヒロインに鞍替えしそうな気がしないでもない