almost everyday.

its a matter of taste, yeah

恋人とも家族とも別のところで君を

ここしばらくのお気に入り朝ごはんは、炊き上がった炊飯器の中身を片側に寄せて生卵を落とし、さらに10分余熱を加え→白身がふるふる固まったところで茶碗によそって納豆または焼き海苔を添える、というもの。美味いですよー、フライパンでつくる目玉焼きとは違って、白身の端っこが焦げたりしないの。まるごと全部やわらかいのです!そのなめらかさときたらもう、至福の朝でありますよ。くずした黄身を納豆に絡めるのがまた美味しいの。たまらん。

飲み会でした。月曜から深酒するのはさすがにキツいわ、と思い一次会で早々に退出してきたのですが。先日うちにやってきた年下のおとこのこがとことこ後ろを追いかけてきて、おっかなびっくり「ひとりで帰れますか?」と声をかけてきたのには何だかちょっと感動してしまいました。年上しかも君より明らかに飲める性質であるところのわたしを、顔真っ赤にしながらそれでもなお気遣ってくれるその律儀さ勤勉さおよび果てしなき健気さよ!いったいどんだけ怖い相手だと思われているのでしょうね、わたしは。それはさておき、ひさしぶりに何の後ろ盾もない弱い存在としての女子とみなされたこと(それも○歳も年下の男の子に)が変にうれしいようなおそろしいような妙な気分のままうっかりタクシーに乗ってしまって、ゆらゆら歪んだ視界に外界を遮られっぱなしの状態で帰宅いたしました。わたしがあの子から目を離せないのはたぶん、その萎縮ぐあいがずいぶん昔の自分とダブるから、なのだと思います。あの子を見てると昔の自分の心細さや遠慮や謙遜がずぶずぶ胸に迫ってしまって、同情とか憐れみとかそういうんじゃなく、ただただいてもたってもいられなくなってしまう。そして思考回路が(おそらく)似通っているがゆえに、いつもいつも同じようなところでぐるぐる悩んで逡巡しているさまを見てしまうと「ああもういいから皆まで言うなあぁっ」と抱きしめてあげたいような(向こうは死んでも嫌でしょうが)衝動にかられるのであります。救われませんね、お互いに。何しろ、飲みの席でいちばん落ち着くポジションが焼酎と氷とピッチャーの前ですもんね。だからこそいつも妙に話がシンクロするんですよね・・・。わたし、社会人生活も四捨五入して余裕で10年になるんですけど、いったいいつになったらこの下女体質を卒業できるんでしょうか。三つ子の魂100まで、だなんてそんなの嫌っ。一度でいいから元を取るまで飲んでみたいさ。かなしいです・・・。おやすみなさい。