almost everyday.

its a matter of taste, yeah

自分だけの言語を持つひと

大山のぶ代降板、の報を聞いて直感的に「ならば後任にぜひ石坂マサヨを」と思った人は果たして何人くらいいらっしゃるのでしょう。若さ潔さアクの強さ、どれをとっても素質抜群だと思うんだけどなぁ。万が一にも実現したらこれから必ず毎週見ますよ、ドラえもん。いや本当に。

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始発のバスで仙台へ。つい5時間前にここのところの遊びぶりを省みたばかりだってのに、その舌の根も乾かぬうちにまたふらふらと出かけてしまいました。でもね。こなかりゆさんがこの北の地に初めてやってくる、と知ってしまったらそれはもう、いてもたってもいられないという話なのですよ。むしろ今日が祝日だという運の良さに感謝しなくてはなりません。ちょうど相方もオフ日だったので、ひさしぶりにお外でデート。モスで朝ごはん、スタディールームでコマ遊び、graniphでロンTお買い上げ、コムサフルーツでスイーツ、ボンジュール神戸でメロンパン買い食い、などなど。おお、めずらしく若者っぽいことを。クリスマスにはこれ買っちゃおうか、などと話し合いながら無印をうろうろしていたら、奥まったスペースに燦然とディスプレイされた電動アシスト付き自転車を見つけてしまってしばらくのあいだ目が釘付けになりました。欲しい。これ、ものすごく欲しいです。これさえあればうちの周囲の坂道なんてへっちゃら、なはず。迷うわー。とりあえずお悩み中。

15時、ジュンク堂カフェへ。ひとり用の机と椅子に小さなスピーカーがひとつ、あとはCDウォークマンとマイクだけ。出版記念のイベントってことはきっと朗読だけなのだろうな、と思っていたらそれは大きなまちがいでした。バックトラックにあわせて言葉をのせるその様子は、ポエトリーリーディングとも歌ともつかない、それでいてまぎれもない音楽そのもの。彼女にとって、きっと言葉と音楽はそのまますんなりイコールで結びつくところにあるのだろうなと思います。紙の上に並んだ活字が、ひとつひとつぴょんと飛び跳ねて動き出すようなイメージ。言葉が音楽を、音楽が言葉を、それぞれずっと魅力的なものにしていく時間はとてもとても贅沢なひとときでした。言葉の力を信じているひとはとても素敵だと思います。口元が自然にほどけてしまうような静かな幸せ、できることならこのまましばらく余韻が溶けてしまいませんように。おやすみなさい。