almost everyday.

its a matter of taste, yeah

思いがけないまぶしさで

帰り道、ヘッドホンで好きな曲を聴きながら、きょうの11時02分の黙祷を思い出して考えたこと。
いまこの瞬間にこうしていること、それは例えば仕事おわりにひと息ついてiPodのホイールをくるくる回すことだったり、電話で夫と帰宅時間を確認し合うことだったり、なるべく早い新幹線に間に合うように足早に駅へ向かうことだったりするのですが。こうした当たり前でささやかな日常は、ふとしたはずみでいとも簡単に呆気なく崩れ去ってしまう。というその圧倒的な現実を、わたしは既に知ってしまいました。それを怖れるのでも諦めるのでも受け入れるのでもなく、忘れてしまうでも忘れないようにするでも忘れたくないでも忘れちゃいけないでもなく、ただただ、隣に置いて過ごすだけじゃいけないだろうか。深くえぐれた傷跡が次第にふさがっていくことに罪悪感をおぼえるなんて、もしかしたらただの思い上がりなんじゃないのか。わからないよ。考えても考えてもわからない。おやすみなさい。