almost everyday.

its a matter of taste, yeah

あたらしい朝がきた

  • 土湯温泉は山根屋旅館で開催中のArafudo Musicに来ております。温泉と酒と音楽!たーのしーいいいー。
  • 詳細のちほど。ひとまずさっきの、べらぼうに美味しかったおゆうはんを載せておきます。うふふ。

Arafudo Music

  • 2014年1月18日(土)
    • 14:00-14:20 かみぬまゆうたろう
    • 14:30-15:15 ビッケとカツマーレー
    • 15:45-16:30 ミト
    • 18:00-19:30 夕食
    • 20:30-21:15 奇妙礼太郎
    • 21:45-22:30 蔡忠浩
  • タイムテーブルはこんな感じ。でも、序盤から早くも押しに押してました。大丈夫なの?と傍から見ててもはらはらしましたが、そこらへんは夕食の時間で上手いこと調整された模様。ミトさんの演奏が終わる前、臨戦態勢にて廊下で待機する仲居さん達が頼もしくてほれぼれしました。あれはプロだ…!
  • かみぬまさんはトップバッターの他、食後最初のアクトとしても登場。ほわんと優しげな声と風貌、にもかかわらずガットギター1本で歌うのはひりひりするよな直截な言葉。これ、字面で見たらそうとう刺激的なんじゃないかな。
  • ビッケとカツマーレー、持ち時間の8割がトーク。いやもう本当、早く歌おうよ!ていう感じでした。客席に配布されたATAMIの歌詞にはケロヨンとパラマウントを模したと思しきロゴマークがあしらわれてます。どてらと浴衣がやけにしっくり来るチルアウト具合はまるで深夜ラジオみたい。
  • 思い起こせば90年代、ヤードやロマンティック伝説の頃のソウルセットと言えばもうクールというか無愛想というか、とにかくすごい孤高の存在だったんですよ。あのビッケさんがまさかこんなに陽気なおっさんだなんて、タイムマシンで昔の自分に伝えに行ってもたぶん絶対信じないと思う。カツマーレーさんは茂木先生と与沢翼にちょっとずつ似ていらっしゃる…!
  • ミトさんのソロはひとりクラムボン、ギターと口笛と口ドラム!「ここで伊藤くんのソロがー」とか言いながら全部きっちり入れてくるのがすてきでした。ミトさんの歌声、初めて聴いたけどすごくいいです。ぜひとも普段から歌ってください…!終盤には再びビッケさん登場、楽しいね。
  • お腹がはちきれそうにたくさんの、しかし不思議と胃にもたれないごちそうをいただいた後に再び演奏。奇妙さん、初めて生で聴きました。すごくよかった。個人的には本日のベストアクトであります。
  • 歌も声もその佇まいも、なんかもうどうしようもなく愛すべきダメな感じが滲み出ていてたまりません。野菜生活のCMで使用されたラジオ体操の歌を4小節だけ歌いながら「…この曲で車買ったんだよね」「でもすぐぶつけちゃったんだよね…」などと訥々つぶやくあの感じ。このひと、たぶん、本物のダメなひとだ…(褒めてます)。
  • その後のオー・シャンゼリゼから「さいきん実際にあったことを交えて歌います」と続いたその先がまた素晴らしくてもう。固定資産税を滞納してたら差し押さえの通知が来たよ、という漫談さながらのくだりから「きみを差し押さえたい きみを差したり押さえたりしたい」「きみを固定したい きみを資産にしたい」などと一気に突き抜けるあの跳躍力ったら!たまらんね。それと「きみのマリメッコ」はいくらなんでもエロすぎました。あー、楽しかった。
  • そしてトリが蔡さん。冒頭から「君は天然色」のカバー、大盛り上がり。ギターの音も声も大きく力のこもった歌いっぷり、すてきでした。ステージそっちのけで楽しんでる後方のお客さんに「盛り上がるのはいいけどさ、ちょっと声小さくしてくれない?…なーんてね!」と声をかける気遣いやなんかも含めて、もろもろちゃんとしてたのが印象的だったな。
  • その後は再びビッケとカツマーレーの登場を経て蔡さんのサッチモカバーで〆、最後の最後は奇妙さんと主催者さんを呼び込んでのフギーバック。ああ、楽しかった。お腹いっぱいです。おやすみなさい。
  • 2015年の記録はこちらです。

http://d.hatena.ne.jp/sweets78/20150117