almost everyday.

its a matter of taste, yeah

テイク・ミー・サムウェア・ナイス

  • 午後、フォーラムでテイク・ミー・サムウェア・ナイス。「どうにかなる」と「どうにもならない」の間を風の向くまま漂い続けるようなお話でした。
  • 劇中で起こる出来事はどれもドタバタ珍道中に仕立て上げようと思えばいくらでも濃いめの味付けを施せそうな一大事なのだけれど、思いがけない画角やカメラワークでもって終始淡々と描かれるからかドキュメンタリーにも似たリアリティとある種の緊張感を覚えます。それでいて、あれだけ思いがけない事態が続けば当然ゴタゴタや後始末の煩わしさがついて回るはずのところをバッサリ排除してるものですから、いかにも若者らしく地に足のついてない向こう見ずさが強調されてるんですよね。ひどく生々しいのに、それでいて現実感を伴わないおとぎ話のような質感。ふしぎ。
  • ボスニア・ヘルツェゴビナの戦火から30年あまり、登場人物の関わり合いかたが時折やけにヒリつく辺りにオランダvsボスニアの代理戦争的テーマも内包されてるのかしら、なんてことを思いながら観てました。最終盤、ここまでずっとなりゆき任せだった彼女が初めて能動的に…!と思いましたが、あれ絶対めっちゃ膝痛かったよね?って気になって仕方ありませんでした。
  • 先発は大内。5-1と突き放された時点で最早これまでか…と思いましたがまさかそこからひっくり返すとはね!思いがけなく日當くんに勝ちがついて嬉しいです。おやすみなさい。