almost everyday.

its a matter of taste, yeah

あたしをひらいて、と目で言われたら

あんまり寒いので、朝起きてすぐにお風呂に入りました。湯気がものすごく白いです。いよいよ本格的に晩秋の訪れを実感。早いよ。

11時頃、バスでやってきた相方と合流。昼食をとったあと中途半端に時間が余ったので、市内の血液センターへ出かけてみました。今回ようやく念願の成分献血ができた相方はホクホク顔、あとちょっとのところで比重が足りず(やっぱり前回400ml抜いたのがいけなかったのか?)丁重にお断りされたわたしは当然ながらふきげん。やり場のない憤りをホットカルピス2杯(もちろん無料)で抑えて、近所の大学へ向かいます。今日はここに、あのインリン様がご降臨されるのですよ。やる気なさげな各種展示とそれ以上に覇気のない食べ物ブース(午後2時すぎに大半が完売ってどういうことなんだ)を横目で眺めつつ、特設ステージ方面へ。PAさん、高音ばかりがキンキン響いて耳が痛いです。弱く降り出した雨に耐えるべく鮭のあら汁をすすりながら、弾き語りギター男子の甘言を聞きながらひたすら待つこと数十分。ぐるりと周囲を見渡してみると、想像以上に人が少ないです。もっともっと溢れんばかりに人が集まるものかと思っていたのに。そして想像以上に女子の比率が高いです。もっともっと野郎ばかりがひしめきあっているものかと思ってましたよ。それでもやはりステージ前は男子ばかりでしたけど。さすがに。

いよいよ本降りになってきました。そしていよいよインリン登場。なんていうかもう、ひどくありふれた陳腐な表現になるのは承知の上で、それでもやっぱり、簡素な作りの雨曝しのステージに突然花が咲いたみたいな存在感でした。真っ赤なショートボブのヅラに警帽を被り、衣装は赤のショート丈ダウンジャケット(※胸元は封印されてました)とこれまた赤のぴったりしたビキニパンツ。腰を振るたび金色のフリンジだか鎖だかがゆらゆら揺れます。うはー。胸よりも尻よりもまず、その腰のくびれ具合がすごすぎるよ!というわけでビジュアルに釘付けになってしまって音を聴くのをすっかり忘れてましたが、演奏は腹と腰に来る感じの重たいダンスミュージック。で、そこへものすごく狭い声域を駆使してありったけの華やいだ声を重ねるインリン。といった具合でした。スピーカーの前に行けば気持ちよく踊れるだろうなぁ、とは思いながらも猛々しい男子大学生の群れに身を投じる度胸などあるはずもなく、後方の階段にぼんやり立ったままそのお姿を凝視。衣装替えのためインリンが一時退出した際、「皆インリンに会いたいかー?」とハンドクラップを求めるベーシストに「オラそこー!二階ー!」と指をさされたのがいちばんおもしろかったです。2階ってアンタただの階段ですよここは!と内心つっこみながらも手を叩く我々。そして再度登場したインリンは、ヅラを外し淡いピンクと黒のボンテージちっく姿になっていました。エロいわー。しかしMCはすごく謙虚。「午前中にもやらせて頂いたんですけど、その時よりも今の方が盛り上がってくれてて、こんなに雨が強いのに。うれしいでーす」っていいひとだなぁあなた。たとえ嘘でもかまわない、ずっとそのまま笑っていてはくれまいか。と思いました。

終了後、今度は豚汁(結局汁物しか食べてない)で暖をとりつつ構内をうろうろと。なんとこの日は16時ですべての日程が終了するらしく、どこもかしこも後片付けに入ってるというよりかほとんど作業が終わってる?くらいのあっさり具合でした。どこの大学もこんな感じなのでしょうかね。祭り気分が足りないわぁ、と思いました。いや、これはこれで仕方がないのか?雨だし土曜だし。

夕食は、今朝テレビで上沼恵美子が作っていたカレービビンバ丼にしました。あったまります。そういえば相方と今後の週末の予定を話し合っていた際、この先しばし続く(はずの)怒涛のライブ週間についてめずらしく言及されまして。きっとまたいつものように「あんまり暴れるな」とか「筋肉痛になるほど踊るな」とかそういうふうに釘をさされるものとばかり思っていたら、ぽつりと「俺と付き合うようになってから行くの我慢してるの?」みたいなことを訊かれたのですよ。いや別にそんなつもりはないしむしろ無理やり君も連れてったりしてるし、と少し驚きながらも話したところ「いっぱい行っていいんだよ」とあっさり結論付けされる始末。・・・・・・何なのでしょう、これは。嬉しいけれどそんなに抑えてるつもりはないんだけどなぁ、音楽に限らず何もかも。何か不安に思うところでもあるのだろうか。逆に心がぞわぞわしますよ。おやすみなさい。