almost everyday.

its a matter of taste, yeah

激ロックシンポジウム@郡山#9 -2004.10.31Sun

開演時刻ぎりぎりに郡山駅前到着。市営駐車場からダッシュで会場を目指すものの、#9の場所をきれいに忘れてしまって顔色をなくすことしばし。あわてて近くのコンビニへ駆け込み、タウン誌を立ち読みして場所を確認。19時直前、どうにか会場へ滑り込んだらそこにいたのはズボンズではなく、見たことのない地元のバンドだったのでへなへな腰がくだけそうになりました。前座がいるなんて聞いてませんよ!っておのれのチェックの甘さを人のせいにしてごめんなさい。ちなみに郡山在住というそのバンドは、3ピースのミッシェルといった感じで黒ずくめのいでたちで重たいリフをびしびし決めておられました。30分強のセットが終わった直後、ズボンズ待ちの客ひとりひとりにアンケートを配り歩く低姿勢っぷりとのギャップが大きすぎて何だかちょっとかわいらしかったです。上手いと思います、演奏は。

あらためて周囲をぐるりと見渡してみると、客は50〜60人くらいか。薄暗いステージ上ではメンバー自らセッティングを行ってます。ここのステージは奥行きはそこそこあるものの幅がやたら狭く、したがって上から見るとほぼ正方形に近い形をしているのではないかと思われ。ズボンズ5名+ローディさん2〜3名が立ち動くその空間は何だかとても窮屈そうに見えました。大丈夫なんでしょうか。

セッティングが終わると、そのまま演奏に突入。久しぶりに間近で見たドン氏は、髪型のせいもあるのでしょうがますます痩せて見え、まるで矢沢あいの漫画に出てくるロック男子みたいなことになってました。蹴ったら本当に折れそうです。先頃リリースされた新譜が全編一発取りということもあるのか、曲と曲の繋ぎ目が曖昧でなおかつ伸縮自在というか、なんだか本当にジャムセッションを見ているような気がしました。今まで見てきた彼らのライブ(っても自分の場合2年もブランクがあるわけですが)とは明らかに違います。何だかもう、違うバンドを見てるみたいだ。

それでようやく気が付きました。わたしが今回の新譜に違和感(のようなもの)を持った理由は、おそらくそこに集約されているみたいです。これまでのアルバムとはその楽曲および構成からアートワークに至るまで何もかもが違っていて、その変わりようがどことなく「生まれ変わった感」を漂わせているような気がして。平たく言うと「これまでの作品のことは全部忘れて、今後はもうこっからしか演奏しないから」と言われてしまったように感じたのですよ。事実、この日もほとんど新譜からしか演奏しなかったし。そりゃあリリース直後だし、作風の異なる旧の曲を織り込んだら流れが断ち切られてしまうという事情も分からないではないし、と頭では理解したつもりでいるのですがやっぱり少々気にかかるのです。今後彼らがこれまでの曲、それこそ今までずっとずっとどれだけアルバム出そうともひたすら演奏し続けてきたあの曲やこの曲と、どういう風に折り合いをつけていくのかと。それが楽しみなようであり恐ろしくもあるわけです。単にわたしが保守的すぎるってことなのでしょうか。何だかんだ言っていちばん気持ちよく踊れたのは、今回のアルバム中最もメロの存在感が強い(=これまでの楽曲の質感に近い)"TEXAS"だったもんなぁ。いや、ライブそのものはもちろん良かったですよ。演奏いいし音いいし、ステージ脇のスピーカーど真ん前に陣取っていたおかげで直に低音がドスドス響いたし。で、願わくば次回は新旧取り混ぜたセットでのライブを見たいなぁと思った次第です。そしたら本当にすごいことになると思うので。

ズボンズでいい感じに踊れたので、最後のピールアウトはなんか飲みつつ後ろの方で見ようかなぁ・・・等とのんきに構えていたらこれが大変な思い違いでした。こんなに強いバンドでしたっけ?ピールアウトって。序盤こそ抑え気味で鍵盤の音が多少浮いて聞こえたような気がしましたが、近藤さんの長い前髪がしとどに濡れる頃にはもう、一度着込んだトレーナーをふたたび脱いで飛びまくる勢い(あばれすぎて眼鏡ふっとびました)。オリジナル曲のさなかにワンコーラスだけ「レディ・マドンナ」を挟まれたときなどもう、身体が勝手に吠えてましたよ。あんなに早くてロッキンなビートルズ、聴いたことない!すごいわ。こんなになったの久しぶりです。しまいにはズボンズからドン・ピロ・ポッキーが参加してのセッションに突入、これもひたすら踊らせていただきました。今度こそピールアウトを聴き直そう、というかまずそれより先に新譜を聴こう。と思いつつ、半袖のままでふらふらと帰路についた次第です。すばらしかったー。満足。

<おまけいろいろ>
ズボンズはこの日、現地に早く着きすぎたため一度郡山をスルーしムー氏の故郷・会津まで足をのばしたとのこと。「来夢(らいむ)」でラーメンを食べてきたそうです。「行く価値があったよね。その店の名前はどうかと思うけど(笑)」とはドン氏の弁。
ピールアウトは郡山のおいしいおじや屋さんを楽しみにしていたらしいのですが「でも日曜定休なんだよね・・・先週(別バンドで)来たときも日曜・・・」と残念そうでした。そんなに食べたかったのですか。
■近藤さんのしゃべりはおもしろいです。「みんな、日曜なのに集まってくれてありがとう!」には目の前のピールアウトTシャツ集団が爆笑してました。「日曜に集まんなくてどうするよ!」との愛あるつっこみ、多数。
■当然ながら場内はズボンズTシャツおよびピールアウトTシャツ勢が多数を占めていたわけですが。寝ぼけてなんとなくHi-5トレーナーを着たまま出てきてしまった自分の目には、ただひとりだけマキシマムTシャツを着ておられた女子がひときわまぶしく映りました。お近づきになりたい(結局、最後まで声かけられず)。
■セッティング中のSE。ズボンズはインストのライブもの(パーカッションがフィーチャーされてました。詳細わからず)、ピールアウトはラーズでした。もしかしたら毎回ラーズなんでしょうか、皆さん口ずさみながらゆらゆら踊ってました。雰囲気よかったです。