almost everyday.

its a matter of taste, yeah

フィリップ、きみを愛してる!

前からずっと楽しみにしてて、前売券まで買っといたのに気づいてみたら最終日まであと1日。というタイミングでようやく見に行けました。よかった。
何はさておき、まずはジム・キャリーがすばらしいです。収監前のセックスシーンでは暗闇に光る艶やかな腹筋を披露、セレブ生活を謳歌するシーンではだらしなく弛んだ身体を晒し、病に伏せるシーンではあばらも露わなガリガリボディ、という見事な変身ぶり。大嘘つきで寂しがりでチャーミングな天才詐欺師、ってハマり役だよなあ、と思いました。そして、金髪碧眼にカナリアイエローの囚人服で「小鹿のようにいたいけな目の、どうしようもないお人好し」を演じるユアンがあまりに可愛すぎました。フリーフォールのごとき速度でまっしぐらに恋へ落ちてくその姿は、何だかまるでティーンエイジャーの女の子みたいだった。この笑顔を見るためだったら終身刑も厭わない、という説得力をもたらすべく、ただただ素直で愚かな役に徹したところが実によいです。さらに、終盤のどんでん返しには大いに驚かせていただきました。ちょっとエロくていい映画。これが実話だというからまた驚いた。