almost everyday.

its a matter of taste, yeah

ダンスをしたいのは誰?

  • 小樽市内の宿からおはようございます。天気は雨。目覚めてすぐに大浴場へ向かい、湯上がりついでに注視したローカル局の天気予報によれば、今朝のこの雨は南下してくる高気圧を東からぐるりと囲む低気圧のしわざなのだそうです。そういえば、北海道に降り立ってからまともにテレビを見るのはこれが初めてかもしれない。こちらの天気予報、なんとびっくり16エリア別なのですね。1画面で終わらないあたり、さすがは北海道…とあらためて実感しました。広い、でっかい、北海道。

  • 朝食のおともは山中牛乳、瓶がころりと小さくて可愛いです。食後はあらためて部屋付きのお風呂に浸かり、お湯をこれでもかと堪能してからいざ出発。まずは小樽市街へと向かいます。
  • 宿から市街地まではほんの数kmしか離れていないため、下道をナビに従いゆるゆると移動。ずいぶんアップダウンの大きな住宅街だなあ、と感心しつつ車を走らせていたら、いきなりなんの前触れもなくラウンダバウトに出くわしました。うわーうわーうわー、こんなの初めて。ぐるぐるしてる!本当に!まんまるううう!

  • あまりのことに驚いて調べてみたところ、こちらは桜町ロータリーと呼ばれる環状交差点なのだそうで。こういうのって何というか、もっとこう、交通量が飽和しきっててやむにやまれずみたいな感じでカンフル剤的に導入されるアレとばかり思ってました。が、こちらはどこからどう見ても閑静な住宅街そのもの。びっくりしました。どういう経緯でいつ頃設置されたのか、勝手にものすごく気になってます。見たとこ最近出来たものとは思えないほど周囲にしっくり馴染んでる気がしたのだけれど、実際のところはどうなんだろう。うー、気になる。
  • そうこうするうちラジオからは"強い気持ち・強い愛"*1を皮切りに、よりによって"There She Goes"が流れてきたりするわけで、何なんですかこれはもう。やめてくださいよ本当にもう。景色とセットで生涯きっと忘れられない思い出として脳の奥の深い深い深いところへ刻み込まれてしまうではありませんか。控えめに言って最高です。最高です!

  • この日最初の目的地はこちら、ルタオ本店。そうです、ルタオ。小樽のルタオ。ここに来ないと話が始まりません。9時のオープンと同時に2階のティールームへ直行、迷わず「奇跡の口どけセット*2」と「ショコラの誘惑*3」セットをオーダー。いずれも本店限定であります。セットの紅茶はムレスナティー、香り高くてとても美味しい。

  • こちらは広いティールームにふたつしかないテラス寄りのソファ席、雨に濡れる樹木が見えてとても綺麗でした。この写真を撮った直後に雲が割れて日が差してきたのです。おお、天気予報は的中みたい。

  • お土産を買い込んだ後は通りを散策、修学旅行生向けに観光地化が進んだにぎやかなエリアという印象。北一硝子の風鈴が鳴り響き寿司屋が林立、至るところにルタオの別形態店舗が軒を連ねる中、風情ある蔵がふたつ居並ぶ様に惹かれてカメラを向けたら六花亭と北菓楼。こちらも大盛況でした。

  • お次は田中酒造の亀甲蔵へ。酒造りの工程がひとつひとつ自由に見学できて、もろみタンクをぐるり取り囲むように回廊が設置されています。ショウアップされたエリアを見るのはもちろん楽しいのだけど、それ以上に「酸欠注意」等の表示に心を惹かれてしまう。

  • 車で5分ほどの場所にある本店は、裏手が小樽の北運河。喧騒からは程よく距離があり、人もまばらで思う存分写真が撮れてよかったです。変顔し放題。この辺りは人力車の周回コースにあたるようで、シュッとしたお兄さんがお客を乗せて颯爽と駆け抜けていく様を何度も見かけました。

  • 小樽とはこれでお別れして、おとなりの余市を目指します。右手に時折パカっと開ける海を眺めつつ車を走らせ、休憩ついでにセイコーマートに立ち寄ったりも。あの、北海道出身者たちがこぞって讃える憧れのセイコーマートです。お腹に余裕さえあれば、店内調理のお惣菜も食べてみたかった…。これはまた次の機会に。

  • 天気が良ければぜひ立ち寄りたいと思っていた場所、それは余市オチガビワイナリー。緑あふれる美しい庭でテイスティングが楽しめるとあって、ぜひともこのロケーションを体感してみたかったのです。願いが届いた。晴れました!

  • ワインは4種、白と赤が二つずつ。左から右へ向かうにつれ少しずつ味わいが深くなっていって、また時間の経過とともに味も香りも変化するのでゆっくりたっぷり時間をかけていただきました。この時間帯、ありがたいことに他のお客さまがおらず、この美しいお庭が貸切状態だったのですよ。なんという贅沢。

  • それから、余市と言えばここです。ニッカウヰスキー余市蒸溜所。背の高い赤レンガが建ち並ぶ宮城峡と比べると、こちらは小ぶりな建物がたくさん点在しておりだいぶ趣が異なりました。ツアー客多数、試飲スペースは大盛況。現地でいただくシングルモルト余市の香り高さよ…!
  • ちなみに本日、朝からずっと飲んでるわたしをよそにドライバーという名の生贄役を買って出てくれた夫はと言うと、田中酒造で仕込み水を飲みオチガビでぶどうジュースを飲みニッカでは十六茶をごくごく飲み干しておりました。次回は完全ノンアルコール、かつ身体を張る系のアクティビティ*4中心のコースを組まねばなりますまい。
  • 空港到着後は大急ぎでお土産を買い込み搭乗手続きを済ませ、びゅーんと一気に仙台まで。楽しかった旅もこれにておしまいです。名残を惜しみつつ機内で食べたきのとやの焼きたてチーズタルト&ブルーベリーチーズタルト、いずれも美味しゅうございました。おやすみなさい。

*1:月末公開予定の映画のタイトル曲だとか

*2:ドゥーブルフロマージュヴェネチアランデブー

*3:生ショコラドゥーブルとカタラーナ

*4:洞窟クルーズや水族館などの案もあるにはあったのですが、天候が怪しかったため断念したのです