almost everyday.

its a matter of taste, yeah

2010年第17回・さいきん買ったCD

42.The Art Of Fiction / Jeremy Warmsley
THE ART OF FICTION
HMV仙台一番町店の閉店セールで買った盤、その1。ロンドンを拠点に活動するフランス系イギリス人SSWの06年作。いつか試聴して「うわ、これいいなー」と思った記憶がいまだきっちり残ってるのに、どういうわけか買い逃してました。かろやかなアコギとリズムマシーンでふわふわどこまでも昇っていけそうな宅録ポップを奏でたり、かと思えばピアノ一台でうるわしいメロディをしっとり歌い上げたり、ひび割れたバスドラをびりびり響かせたヒップホップ的なアプローチもお手のものだったり、となれば次は当然エレクトロにも手を出してみたり。どんなアレンジが施されていようともそのど真ん中に歌がある、という姿勢がかっこいいわーと思いました。ちなみに2枚組、全24曲収録。ほんと才人。
43.頭の中のSOS / monobright
頭の中のSOS
HMV仙台一番町店の閉店セールで買った盤、その2。07年作。おかげでわたくし、これにてようやく(上京後の)monobright全タイトルコンプリートできました。いやー、やっぱり良いですね白ポロ時代。何がいいってアレンジがいい。小難しいことやんないでずどーんと気持ちいい音を出してみた、にもかかわらず変則的でひねくれてる、ていう辺りがたまりません。何はさておき、このリードトラックで最も気持ちいい瞬間は2'43"でドラムがなだれ込んでくるところですよね。2'59"のキメのリフもいいですね。
44.ピースフル / ワンノート
ピースフル
タワー仙台のワゴンセールで買った盤、その1。06年作。昨年タフったシングル「天気雨」がとても良くて、以来ずっとアルバムを探してたんですが今回思いがけないところでお目にかかれました。うれしい!見つけたときには思わず内心ガッツポーズしちゃったくらいです。アルバム冒頭、「リトル」から「レモン」への流れがまずは素晴らしくて頬が緩みました。年齢不詳の透明な歌声とめくるめくメロディ、それを支えるはクラムボン伊藤氏ら総勢15名のゲストミュージシャン、アートワークは中村佑介さん。まさにピースフル。これは名盤。
45.Everything's The Rush / Delays
エヴリシングス・ザ・ラッシュ
タワー仙台のワゴンセールで買った盤、その2。08年作。ずいぶん前にラーズの再来とか言われてたバンドが、今はこういうことになってましたか。躁病的にアッパーな80年代きらきらサウンドの陰で、ひたすら地味にいい仕事してるベースが気持ちいいです。コーラスワークも綺麗だなあ。
46.Cassadaga / Bright Eyes
Cassadaga
タワー仙台のワゴンセールで買った盤、その3。07年作。そういえばこのひと単独名義での音源ってまともに聴いたことないなー、と思い手にとってみました。アコギを静かに爪弾いてちいさな声で歌ってそうなイメージが(勝手に)あったもんで、4曲とかにちょっと驚いた。とは言え声高に何かを叫ぶわけではなく、ひとつひとつきちんと言葉を選んで歌いかけてくるような雰囲気があるなあと。
47.Jarvis / Jarvis Cocker
Jarvis
タワー仙台のワゴンセールで買った盤、その4。07年作。祝・パルプ再結成!というわけで買ってみました。アルバム冒頭から、相変わらずの泣きメロにへちょい歌声がさいこうすぎて軽いめまいをもよおしかけたよ。でも当然ながらあの頃みたいに装飾過多で偽悪的でやぶれかぶれな高揚感はなく、過ぎ去った時間の重みがほんのり苦くも心地よく感じられて何だかじーんとしてしまったんでした。再結成、どんなふうになるんでしょうね?お祭り的な感じに楽しくやるのかしら、それとも?