almost everyday.

its a matter of taste, yeah

悪い予感のかけらもないさ

仕事終わりにいつもの紅茶屋さんへ寄ってきました。新メニューの「晩酌セット」が気になって気になって仕方なくて。
ワインは赤・白・ホットから選べて、おつまみは3種。生ハムとチーズとピクルス。きょうはホットを選びました。じんわり甘いホットワインくるりと巻かれた生ハムも、カマンベールとゴーダとあともうひとつは何だろ?わからないけど3種のチーズも美味しかったです。けれども、何より特筆すべきはピクルス。これがすーごい、めっぽう美味しかったのです。
元来わたしはすっぱいものがあまり得意じゃなくて、自らピクルスを手に取ることはほぼ皆無に近いのですが。これはそういうよくありがちなつーんとした刺激がなくて、かわりにぴりりとスパイスが効いていて、それより何よりとにかくお酒によく合うのでした。セットの1杯だけじゃとても足りなくて、早々におかわりをオーダーしてしまうありさま。あー、おいしかった…。しあわせでした。
ちなみにそのピクルスは、きゅうり・パプリカ・玉ねぎ・にんじん・みょうが・うずらの卵(!)という目にも鮮やかなラインナップ。にんじんはお花のかたちにくりぬかれていて、思わず写真に収めたくなるほどフォトジェニックでした。大人なのでがまんしましたが。ぜったいまた行きます。寒いうちにあと少なくとも三度は足を運びたい。夏になったらあのピクルスでビールが飲みたいなあ…。ああ、想像しただけでよだれが出そうです。じゅるる。
そんなすてきなお店の詳細はこちらから仙台駅東口のteatoというお店です。なんと仙台美人時計にもレポート記事が掲載されてます*1
そういうわけで、おいしくお酒をいただきながら今日はずっとこれを読んでました。

新潮 2011年 03月号 [雑誌]

新潮 2011年 03月号 [雑誌]

毎号たのしみに読み続けてきた金原ひとみ「マザーズ」が遂に完結。読めば読むほどすごい小説だったなあ。きっとこれがこの先数年、彼女の代表作になるのだろうと確信してます。欲を言うなら、ユカと薬の関係がその後どうなったのかをさらにつっこんで描いてほしかった。それと今号は「屋根裏プラハ」が普段にも増してふるってました。作者の田中長徳さんは一人称が「あたし」のキュートなおじさま(失礼)なのですが、この世でたったひとり崇める先人に跪くように綴られた文章がとてもとてもうつくしかった。四方田犬彦×石井睦美多和田葉子×松浦理英子、いずれの対談も読みごたえたっぷり。端から端までむさぼるように読みました。しあわせな、ほんとうにしあわせな週末の夜です。おやすみなさい。

*1:たったいま知りました