almost everyday.

its a matter of taste, yeah

さっきまで、誰もいなくなった部屋でひとり居残り作業してたらば、不意に暗い考えが頭をよぎりました。そしたら一気にあれよあれよと、まるで坂道を転げ落ちるみたいにわるいことしか考えられなくなり、頭を抱えてうずくまるより他にありませんでした。こういうふとした瞬間が怖いです。とても怖い。ほんとうに怖い。
これは帰宅後の話。きょう、母と義兄とで地震後はじめて保原の家の様子を見てきたと聞かされました。「倒れた食器棚の中で、これひとつだけはなんとか無事だったよ」と手渡されたもの、それはわたしが高校の修学旅行で唯一自分のために買った清水焼のマグカップでした。信じられなかった。かたちあるものはいつか必ず壊れるというけれど、今はまだそのときじゃなかっただけかもしれないけれど、とても嬉しいと思いました。どんな小さなことでもいい、確実なよろこびを今は側においておきたいです。おやすみなさい。