almost everyday.

its a matter of taste, yeah

夢なのに無邪気なドライブ もっと飛ばして

  • 早めに起きて9時には出発、13号線をゆるゆると北上。昨日に引き続き天気がよくて、最高のドライブ日和であります。うーん、気持ちいい。

  • まずは高畠ワイナリーへ。この連休は秋の収穫祭とのことで、まだ10時前にもかかわらず既に大変な人出でした。至るところにあらゆる種類のぶどうの試食があってほぼ食べ放題状態、グラスワインはきちんとしたグラスに供される優雅っぷり、食べものブースはどれもこれもこの上なく美味しそう。何だここは、天国か。

  • そんなわけでまずはこれ、山盛りの蒸した野菜をいただきました。じゃがいも、かぼちゃ、さつまいも等の根菜類にかりっと焼いたベーコンを添えたものをオリーブオイルと塩でいただいたのですが、これってすごい。なんかもうすごい。熱々だしほくほくだし、口の中に入れたとたんふわーっととろけてしまいます。ああもうこれ、蒸し器ごと買い占めてしまいたい…!

  • 続いては高畠駅へ。こちらは全国的にもめずらしい「温泉施設のある駅舎」です。今日はここでもお祭りが催されており、広場の方からもれ聞こえてくるアコギの音色をBGMに湯舟を堪能するという贅沢きわまりないシチュエーションにくらくらしました。ああもう本当、しあわせすぎる…!
  • さらに北上して今度は上山市街へ。近くのお店でお蕎麦を食べようとしたらちょうどお昼どきで行列が外まで続いていたので、いったん退いて辺りを散策。したらば何と、町内会のイベント準備に勤しんでいた地元のかたが「よかったらこれ、残りものだけど食べていかれませんか?」と声をかけてくださり芋煮と焼き芋を振る舞ってくれたのです。なに?このぶらり途中下車の旅みたいな展開は。

  • やわらかく煮えていいダシ出しまくりの牛肉、しっかり味のしみた里芋とこんにゃく、しめじ、そして葱。〆のタイミングということでカレー粉とうどんも投入されており、あらゆる旨味が渾然一体になってました。わたくし、これが、生まれて初めての山形の芋煮です。めっちゃくちゃ美味しいですー!と興奮のあまり若干おかしくなった感が否めないテンションでお礼を言えば、タダ飯のうえ空の器まで笑顔で片づけてくださる地元の皆様。一体どこまで親切なんでしょうか、ここのひとたちったら!「かみのやまの皆様=仏様、あるいは天使」の図式を深く心に刻みこんで城下町を後にいたしました。次は必ずや泊まりに来ます。ごちそうさまでした。それにしてもああ、こんなことってあるんですね。…夢の中の出来事みたいだ。

  • 休憩はその後、昭和の香りが色濃く残る喫茶店で。落ち着いた雰囲気ながらも賑わっていて活気があって、コーヒーは美味しくデザートは大ボリュームでした。紫芋のクレームブリュレ、中にも角切りの芋がごろごろしてて優しい甘みがうれしかったです。それにしてもわたし、今日は朝からありとあらゆる種類の芋を食べてる気がする。友人とはここでお別れ。遠くまでありがとう。本当に本当に楽しかったし美味しかった。何もかもが出来すぎだった。
  • そこから更に夫の赴任先まで移動。既にたっぷり遊び倒した気がしてるのに、荷を解いてほっとひと息ついてもまだ14時台です。暖かい陽射しを浴びつつ窓辺でうとうとして、旅の思い出をかみしめながらこれを書いてたらいい感じに日が暮れました。
  • 18時すぎ、仕事上がりの夫と合流。ごはん食べて買い出ししたら、明日に備えてもう寝ます。夫はこないだの金曜から変則5連勤の只中にいて「連休ってなあに?それ美味しいの?」という状態なのでした。おつかれさまです。おやすみなさい。