almost everyday.

its a matter of taste, yeah

わたしの名前は…

  • 昨夜はその後、リオ五輪アジア最終予選U-23イラン戦を見届け夜勤明けの夫を出迎え、最終的に北朝鮮vsカタール戦まで見てから就寝。気がつけば朝4時。ほぼオール。ああ、そんなつもりじゃなかったのに。
  • というわけで、夫には心ゆくまで寝てもらうことにしてひとり外出。定期を買い直したり方々への入金を済ませたり、友人へ送る花を手配するなど。考えてみれば、何の予定もない週末は正月休み以来なのでした。双方の実家行脚と休日勤務が続いたらそりゃ大変だわ、と他人事のようにここ半月をふりかえるの巻。

  • 11時、チネで「わたしの名前は…」。アニエス・ベーが本名のアニエス・トゥルブレ名義で初メガホン、音楽はソニック・ユース、そしてこのビジュアル。可憐な美少女をほんわりオシャレに愛でる気まんまんで観たらとんだ返り討ちに遭いました。いや、オシャレはオシャレなんですよ間違いなく。隅から隅までみっちみちにこだわりの美意識が漲ってるんですよ。にもかかわらず、テーマが重い。重すぎる。冒頭10分でびっくりしました。
  • 解像度の高い鮮やかな映像、古めかしいモノクロ映像、ざらついた質感のフィルム映像(?)、唐突に挿入されるモザイクのような粗い静止画、様々なカメラで絵の具を塗り重ねるように紡がれる物語。父親に虐待される少女と妻子を失った中年男は言葉も通じないまま束の間の自由を共にする、その道中が限りなく穏やかで優しいだけに、いずれ訪れる幕切れが途方もなく残酷なものに思えました。悲しい。
  • さてと、続きはまた後ほど。よい週末を。