- チネでボーダー 二つの世界。スウェーデンの傑作ヴァンパイア映画「ぼくのエリ 200歳の少女」の原作者がこちらでも原作を提供、かつ共同脚本も手がけるとあって、これはなんとしても観に行かねば…!とこわごわ待っておりました。
- というのも、自分は普段ホラーやそれに準ずる映画をほぼ全く観ないため、本作のある場面が「ショッキング過ぎる」と評されていることに強い懸念があったんですよね。「いや、そうは言っても『ぼくのエリ』絡みならきっと残虐描写すら画になってるはず」という期待も大いにあったのですが、それはある意味で完全に裏切られることになります。
- 残虐ではない。しかし、ひたすらグロテスク。まるで鑑賞者としての心の有り様を試されるかのような体験。盤石であると信じて疑わなかった足元の地面が不穏にグラつきバランスを失うようなあの「拠り所をひとつずつ失っていく心許なさ」について話し込みたい、深いところまで潜れそう。という欲求が頭をもたげて離れませんでした。終映後、製作過程や演者さんについて知りたいことや分からないことばかりであれこれ調べまくっています。深い余韻と爪痕を残す良作。
- 朝は5時に起きて、6時には竜泉寺の湯に到着しておりました。朝ウナ良いです、頭も身体もしゃっきりする。界隈でよく見聞きする「ととのう」という言い回しについて今のうちに個人的見解を述べておきますと、一見やわらかな平仮名表記に丸腰感が見てとれるものの実際のところは選ばれし者のみが到達しうるネクストステージ感、つまり特権意識あるいは優越感のようなものがうっすら透けて見えてくるあたりどうも鼻持ちならないです。わたしとしてはもうちょっと身近で平易で俗っぽい言葉を用いていきたい。チルいとかキマるとかホゲるとかそういうのがいい、「ととのう」にまとわりつく謎に崇高な感じを適度に排していきたい。だから何だという話ではありますが。
- サウナ後は前回と同じ米粉パン店に立ち寄り、帰宅後シチューポットトーストを食べるなど。早朝は前日の見切り品が安く手に入るのですが、食パンは皮の部分が少し乾いてカリッとするのでこういう用途にうってつけかもしれません。映画の後は夫と待ち合わせて買い出しに、帰りに神獣ベコたちガチャガチャを見つけ狂喜乱舞。9月に仙台空港で見かけて大喜びで回そうとしたら完売だったあの日から、次に見かけたら絶対やるぞと心に決めていたのですよ…!パッと見からしてゴージャスなベコサスと、見れば見るほど味わいが増してくるキマイラベコ、どっちもかわいい。大事にします。パイナップルを丸ごと買ったのは生まれて初めて。安かったんです。さて、どうやって食べましょうかね。
- ごはんの後は夜の街へ。
ワイキキ直後のDJさん、ちょうツボだった…ベックさんからのブラーとかパステルズとか、ビリーアイリッシュをきっちり押さえとく抜かりなさとかもうたまんないなって
— almost everyday. (@almost_everyday) 2019年12月14日ユーリは音の格好よさもさることながら足元の潔さにしびれました。最高! pic.twitter.com/EbvYmUCnjC
— almost everyday. (@almost_everyday) 2019年12月15日 - 楽しい夜ですね。おやすみなさい。