almost everyday.

its a matter of taste, yeah

もういいよ、と言いたいのに

昨夜遅く帰ってきた相方と湯舟に浸かって話していたところ、「なんかもう俺、今の仕事に疲れた。こっちに帰ってこようかなぁ」などと言うのでさすがに少々うろたえました。元来このひとは8月のひまわりみたいにおそろしく前向きなうえ、上司に多少いびられようともそれにほとんど気付かないという図太さまで兼ね備えており、それゆえ仕事の不平を漏らすことなどほぼ皆無なのです。わたしは常々その大らかさというかポジティブさというかそれともいっそ明快な思考回路そのものと言うべきか、とにかくそういう性質に畏怖の念を抱いているのですが(ばかにしてるような書き方だけど本当に凄いと思ってます、念のため)、その相方がこうまで言うのだからよほど追いつめられているのだろうなぁ、さぞ辛かろうなぁ、と考え込まずにはいられませんでした。とっさに頭を脇へかいこみ「おーおーよしよし」と言いたくなるのをぐっとこらえて、できるかぎりふつうの声で「あたしとしては『帰ってきたら嬉しいな』っていう気持ちと『あんだけ頑張ったんだからもうちょっとだけ踏ん張れよ』って気持ちが7:3くらいかなぁ」とだけ言ってみたら「それってどっちが7割なの?『帰ってくるな』の方?」と思いっきり眉毛を下げて尋ねてくるので思わず笑ってしまいましたよ。そんなわけがないだろう。
それでもやっぱり、どんなにひどい仕事でも勉強でも運動でも、自分のリズムを掴む前に放り出すのは勿体ないと思うのです。流れが分かれば、それさえ分かれば大変でもそれなりに何とかなる、優先順位が付けられる、そういうところを肌で感ずる前にやめてしまうのは、なんかもう負けのような気がしてなりません。仕事じゃなくて自分に負けてる。そりゃあ著しく健康が害されそうだとか精神がズダボロになりそうだとか責任が重すぎて手に負えないとかバカバカしくてやってらんないとか、そういう場合は逃げるが勝ちだろうけど。

・・・というような話をすると大抵「結局あんたは体育会系だから、そういう脳みそオール筋肉っぽい考え方しかできないんだよ」とたしなめられてしまうため、周囲の賛同を得られることはまずありません。それでもしかし、たとえ少数意見であっても「ちったぁ根性見せろやオラァ」という気持ちは拭えなかったりするんですけども。自分?もう長いこと血ヘドも血尿も円ハゲもごぶさたなので、既にそういう辛さを忘れかけてるのかもしれませんね。喉元過ぎれば何とやら。ただ、できることならもう二度と、あんな地獄は見たくないです。南無。

しめ切り後につき、定時上がり。平和そのもの。夕食は近所でお寿司、初めてメヒカリのにぎりを食べました。しかしショウガの香りに押されて味がよく分からず、少々残念。やっぱり淡泊な味なんですね・・・。デザートは不二家のケーキ、季節はずれのいちごがしゃくしゃくして美味しかったです。やっぱり、誰かと食べるごはんはいいな。食いっぷりが違うもの。ひとり暮らしをやめたらきっと、がんがん太りますね自分。おそろしい!