almost everyday.

its a matter of taste, yeah

もはや卒倒寸前

職場に、それもよりによってわたしの机の足元に、宿敵が現れました。わたしにとってのそれはGOKIでもハチでもカマドウマでもなく(どれも同じくらい嫌ですが)、百の足をもつと書く、あの、姿かたちを思い浮かべてみるだけで頭がぐらぐらするほどおぞましい生き物であるところのムカデと呼ばれるあいつであります。手のひらサイズで必要以上に足の多い生き物を見るともうただそれだけで身の毛がよだつというか全身の力が抜けるというか、とにもかくにも出来ることなら今後一切関わりあうことなく生涯を終えたいと願わずにいられないほど生理的に宿命的にああいうやつらが苦手なのです。というか、半ば本気で気を失いかけました。おのれの爪先からわずか数十センチのところにその存在を認めてしまったが最後、息をするのも忘れてがたがた震えだしたわたしを尻目に鼻歌まじりで殺虫剤をひと吹き→古新聞でひねりつぶし→あっという間にその痕跡を消し去ってくれたパートのおっちゃん(58歳未婚)にうっかり恋心と呼べないこともない親愛の念を抱きかけたのも無理はないという話ですよ。せめて今日だけはメシアと呼ばせてください。と胸のうちだけで念じつつ、お礼のリポDを買いに走る真夏の昼下がり。どうやらうちの職場はたいそう平和みたいです。よかった。

だいすきなひとに親しみと愛情をこめて見下されるのはとても喜ばしいことですが、一方的に惚れこんでいる相手にひややかな目で見られるのは涙を流す隙さえないほどつらいことだ。と思うのです。こんなこととは夢にも思わないでしょうけど、あなたと言葉をかわした後に残るのはいつも、苦い敗北感と情けない後悔の嵐なのですよ。あなたに出会ったりしなければこんなに苦しい思いをしなくて済んだのかもしれない、という思いが頭をかすめるたび自分で自分がいやになります。報われないなぁ。そんなわけで本日はヤケ酒です。まだ寝ないぞ。でもとりあえずはおやすみなさい。