almost everyday.

its a matter of taste, yeah

あやうく命をおとすところ(とてもおおげさなはなし) 

職場に加湿器が導入されました。冬の間じゅう、ずっと普通に仕事してるだけでごくナチュラルに常時髪が3本くらい逆立ってしまっているハードコア帯電体質の自分にはすばらしいニュース。・・・のはずだったのですがやはりというか何というべきか、事はそう簡単に運びませんでした。梱包をほどいて机の下にもぐりこみ、埃にまみれたコンセントをろくに拭わずそのままプラグを差し込んだのがいけなかったのでしょう、ものの見事に感電しました。ほのかに蛍光色っぽい鮮やかな火花が見えた瞬間ああっと思ったものの当然ながら時は既に遅く、気がついたらもう短い悲鳴をあげてその場にへたりこんでました。舌先が軽くしびれて、何分かはまともに喋れなかったくらいです。職場のひとは笑いながら「そんなぁ身体張ってまで笑いとらなくていいのに〜」とろくにとりあってくれませんでしたが、実際のところかなりしんどかったです。いたいいたいいたい。いや本当に。笑い事じゃなくて。

とある打ち合わせで少々困難なトラブルが発生し、担当者どうし顔を見合わせたままうーむと黙り込んでしまったときのこと。普段は冷静沈着な先方(30代ベテラン女性)が書類に目を落としたまま「これ、なじょにがなんねがな・・・」と小さな声でつぶやいたので思わず目をみはってしまいました。なぜ、この土地でこの言い回しが?わたしの知識および記憶が正しければ、これは福島北部の一部地域でのみ通用する「どうにかなんないかな」という意味の方言のはずです。ちなみに「なじょ」は「どう」にあたる言葉で「なじょした?」と語尾を変えれば「どうしたの?」という問いかけにもなったりもします。・・・とりあえずそんなことはどうでもいいんだ、あなたが何故その方言を?と鼻息も荒く尋ねたところ、どうやら彼女のダンナさんの出身がうちの実家の近くだったようでして。福島北部を離れて20年以上経つ今なお「なじょ」は当然「おだづ」も「ぴした」も「わがんね」も直らないダンナさんにつられて、いつしか彼女も住んだことがないはずのノーザン福島弁を不本意ながらも身につけてしまったのだそうです。なんて不幸な・・・。それはさておき、ひさしぶりにまったくアクセントというものがない平板な、それゆえ完璧に正しい「なじょにがなんねがな」を耳にした感想は「これって知らない人が聞いたらほんとに何かの呪文っぽいよな」というものでした。そう思って口に出してみると、どことなくマジョリカマジョルカっぽいような気もしてきます。・・・ごめんなさい、それは言いすぎ。

夕方からの冷え込みぶりを見るに、これは明日へたすりゃ凍るぞ。と身の危険を感じたので終業後おとなしくタイヤ交換してきました。これでいつ雪が降っても道が凍ってもだいじょうぶです。やることはやった、という充足感はとても心やすらぐものだなぁと思います。それではおやすみなさい。