almost everyday.

its a matter of taste, yeah

怖いものがふえた

わずか3時間の睡眠を経て(というのはまあ自業自得なのですけれども)挑む朝いちの外回り仕事の車内BGMがローカルFM曲のレゲエ特集、というのはあまりにしんどすぎました。眠くて眠くてどうしようもなくて、指とか脇腹とか二の腕とかつねりまくってたらお昼前には身体じゅう至るところが真っ赤になってて情けない気持ちになりました。帰り際に番組が変わり、そちらではうって変わってレッチリ特集だったもので途端に元気になれたのでよかったです。むかし、とある先生に「どうしようもなく眠たいときはエロいことを考えれば大抵しのげる」と言われたことを何となく思い出しました。わたしの場合、レッチリを聴いてエロい気分にまではならないものの、むらむらするというかむずむずするというか、なんて言うかこう脊髄に直接響くアタック感とでも言うべきか、そんな感じの震えのようなものに身体を貫かれることがままあります。今もむかしも、です。ドリンク2杯で汗まみれで「ぎぶるうぇい、なう」で夜通し踊れたかつての自分に「あんた、10年後に同じ曲を職場の車の中で聴くことになるよ」と言ってもたぶん信じてもらえない気がします。なんだこの非日常感。

要するにわたしは、「揺さぶられたい」一心で音楽を聴き続けてるってことなのだろうなあ。と思いました。肉体的、もしくは精神的に、あるいはその両方で。というのはつまり逆に言うと、ただ気持ちいいだけの音だとかBGMの範疇を出ない類のものだとか、そういうのは必要ないってことになるわけで。そう考えると何となく、自分の趣味というか嗜好というかそういうものがわかりかけてきたようにも思います。今さらながら。ほんとうに、今さらなのだけれど。

夕方は突然の雷雨(というか、あれはほとんど嵐の一歩手前と呼ぶべき激しさでした)に三半規管を乱されまくり、ほとんど使い物にならず。長いトンネルを走るときのような、エレベーターで一気に30階ぶんくらい移動するときのような、飛行機の離着陸時のような、ああいう耳と頭の違和感がずーっとしつこく続いてるみたいな不快感とめまいがおさまらなくて血の気がひいて職場の皆にもおろおろされる始末でした。きもちわるい、というか地面がゆらゆら波打ってるみたいでまっすぐ歩けないんです。涙がでました。しんどいのと情けないのとで。どうにか克服できないかなあ、これ。あ、今はすっかり元気です。昨夜の睡眠不足を取り戻すべく、今夜は早めにふとんに入ります。おやすみなさい。