almost everyday.

its a matter of taste, yeah

グリースみたいに濃密な

9時すぎに起きて、昨夜の鍋の残りにうどんを入れて煮込んだ朝食をとっているところへ姉より電話。かねてより療養中だった義理のお母さん=お姑さん、が亡くなったとの知らせを受けて、急遽福島へ向かいました。わたしと直接の繋がりはないものの、姉が嫁いでから十数年の間ちょくちょく顔を合わせたりごはんを呼ばれたり結婚祝いをいただいたりしていたので、せめて最後にひとめお会いしなくては。と思ったからです。小柄で色が白く、初めてお会いしたとき既に還暦を迎えていたとは思えないほどきめ細やかなうつくしい肌の持ち主で、のんびりと楽しそうに笑うひとでした。綺麗だった。納棺に立ち会ったとき、弟さんが穏やかな声で「足が不自由な人だったから、松葉杖も入れてやっていいでしょうか」って訊いたその声を聞いたら、なんだかわたしまで泣きそうになりました。

たとえ遠くても、どこかで自分と繋がっていたひとがこの世からいなくなる。というのは悲しいことですが、それを最も近いところで支えていた姉の苦労を知る身としてはただ「おつかれさまでした」と言ってあげたい気持ちでいます。姉にも、お姑さんにも。

福島駅からバスに乗る相方を見送った後、ダッシュでいわきへとんぼ帰り。あぶらすましとズボンズのライブを見てきました。あぶらすましは「土曜の夜は働いている」と「飯を食べよう」と新曲と「尻」の4曲(ごめんなさい、タイトルはよくわかりません)、なんだかえらいことになってました。まず、フロントふたりのセッティングが、フロアじゃなくてふたりで向かい合うような恰好になってます。こういうのは初めて見ました。そのせいなのかどうなのかはわかりませんが、おふたりとも互いの上を行こうとするよな勢いでもって激しく暴れておられたように思います。右のひとは2曲めで既に弦が切れてましたよ。すごすぎる。「尻」のアレンジが見るたびどんどん変わっていくのも見逃せません。きょうの演奏はもはやハードコアの域でした。あれ、音源になったりしないのかなあ。おうちで聴けたら狂喜乱舞なのだけどなあ。

かたやズボンズは、いつもながらのぶっちぎり具合がいつもながらにすてきでした。新ドラマーさんがややぎこちないかも?とも思いましたがいつもどおりにがっちり暴れることができたのでノープロブレムです。モ・ファンキーで振りすぎた首が今さらながらにじんじんしてます。寄る年波ってこういうことなのか。相変わらず音が鳴ってる間はずっと不死身のエレキマンばりに踊り倒せるのですが、音が消えた後のぐったり感が歳を重ねる毎に増してきてるのはやっぱり気のせいじゃないんだろうなと思います。悲しい。悲しいけどまだ踊れるからいいや。身体は鍛えておきましょう、という話です。おやすみなさい。