劇場でナウシカ。今までずっとただの一度もこれを観ないで過ごしてきたの、今日のこの日のためだったのかもしれないなと思うと感慨深いものがあります (@ TOHOシネマズ 仙台 in 仙台市, 宮城県) https://t.co/8eiD5d7WOU pic.twitter.com/OTR8hirDI7
— almost everyday. (@almost_everyday) 2020年8月1日
- 2019年のM-1決勝ファイナルラウンド2組目、かまいたちのネタ。「ぼく、映画の『となりのトトロ』、あれ、1回も見たこともない」でお客がワッと沸いた瞬間、頭にでっかいはてなが浮かんだんですよねわたし。え?それ、そんな驚くとこ?いつから日本国民必修科目的なアレになった?いやね、確かにトトロは見たことあるけど、他のジブリはろくに知らんよ。包み隠さず打ち明けるなら金曜ロードショーでみんながバルス!言ってるときも何のことだか今ひとつよくわかってなかったし、そもそもの話としてナウシカとラピュタの区別さえついてないし、今更ながら指折り数えて確認してみたらトトロと魔女しか観たことなかった。そういう日本人も稀によく存在するんだと思うんですよ多分。そこそこレアなアレでしょうけど。
- そういうわけで「令和2年現在、昭和生まれ40代にしてナウシカ初見」という化石のような存在であるところのわたくしめがいろいろあって劇場で本作を観るに至りました。理由は3つ。ひとつ、コロナの影響でたまたまジブリが長期リバイバル上映されてる。ふたつ、一連の「映画館でジブリ」がなかなか評判いいっぽい。みっつ、本日は月に一度の映画の日。感染防止対策のため座席数が少ないとは言え、純然たる新作とは異なる上映なら人が殺到することもあるまい。ってことで「遠い昔に何度か観たけど、いろいろ細部を忘れてる」という夫ともどもいざ映画館へ。
- 観終えて最初の第一声は「これ、もはや人じゃないじゃん。巫女とか神とかそういうアレじゃん」でした。主人公が大役を成し遂げるよりはるか手前の時点で既に、純粋にして高潔にして思慮深く母性まで兼ね備えた存在として君臨しているのを目の当たりにして「これがどう見てもティーンエイジャー未満の造形で描かれてるの、さすがに無理じゃね…?大ばば様くらい歳を重ねて経験を積んでやっと至れるかどうか、ってのがこの境地じゃね…?」という戸惑いが先に立ったわけです。それと、映画としては意外にあちこちこなれてない部分もあるのだな、という発見もありました。展開を逐一説明的なセリフに頼るところとか。
- 今さらですけどこれっていうのは日本アニメ界のマスターピースで、アニメを愛する人なら必ず通る道にして原点とも呼べる作品であって、その主人公たるナウシカは皆の憧れであり敬愛もしくは崇拝の対象なのですよね?きっと。それで合点がいったことと言えば「アニメファン、現実の恋愛に興味持てなくて当たり前だわ」でした。勝ち目ねえもの、生身の女に1ミリも。宮崎駿は罪深い御仁ですね。人間味あふれる人物として描かれる数少ない主要キャスト、クロトワを最も身近に感じましたよわたしは。
- 朝ごはんは名店の焼きたてパン。まだほんのりと温かい角食を分厚く切り分けて高温でガワだけカリッと焼き上げるの、めちゃくちゃおいしいな…!残りは十分に冷ました上で同様に切り分けて冷凍しました。これはもはや幸せ貯金とでも呼ばそうな行為、わが家の冷凍庫には今あと3回ぶんのよろこびが眠っているのです。ふふふ。おやつはラッシー。朝の散歩合計2時間弱に加え、別部署の出展イベントにちらっと顔を出したり朝市で買い出ししたりとちょこまか歩き続けていたら夕方時点で3万歩を超えてました。こんなことならちゃんとした靴と靴下を履いておくべきだった、裸足にビルケンは腰にくる。
- 先発は塩見。こんなにも素晴らしい塩見はいつ以来…?7回無失点と最高のピッチング、内田のグラスラも浅村の走者一掃タイムリーも素晴らしかったです。ただ、先発全員安打なら正直もっと点入っててもおかしくないよな?とは思いました。あとはエラー減らしてくれよな!6月19日の開幕以来、NPB選手で初の感染者が出たってことで明日のソフトバンク-西武戦は即中止が決まったそうで、今はとにかくこれ以上被害が広がらないことを祈るばかりです。もうこれ以上、日々の楽しみを奪われるのは嫌だ。長谷川がどうか軽症で済みますように。おやすみなさい。