almost everyday.

its a matter of taste, yeah

Knock Me Out

  • 移動のついでに同僚と世間話。すぐ目の前の階段を降りようとしたら「いやあ、久しぶりだな。体力温存したくて最近はエレベーターばかり使ってたんですよ」と言うので「あれ、体調崩してましたっけ?」と問うたところ「いえ、指先を切り落としかけたんですよ。ほら」と綺麗にくっついた小指の先を見せてもらえました。なるほど、それらしき傷痕が残ってる…って、えええ?
  • ※以下、痛覚をやや刺激する描写があります(推定R-12程度)
  • 同僚曰く。それは自宅で食器を割ってしまったときに起こったのだそうです。割れた欠片を慌てて拾い上げたその瞬間にざっくり行って、血が止まらなくて呆然としてたら「ウインナーの切れ端みたいに」小指の先端が落っこちてたと。ひいいいいい!
  • それを見てようやく我に返った同僚は「さすがにヤバい」と救急外来へ駆け込むも、そこで施された処置というのが驚くべきものだったそうです。「傷口どうしをぴったり合わせて絆創膏巻いときゃくっつくから、って抗生物質出されておしまい。それだけ」「…縫ったり、とかは?」「いやもう、本当、何もなし」「嘘だああああ」「本当ですって!」以下ループ。
  • ひょっとしたら、この平均的(に見える)30代一般男性が実はライフガードばりの驚異的回復力を隠し持っているのか。それとも単に、健康な成人が皆このような自然治癒力を備えているとでもいうのか。実際のところは分かりかねますが、そんな酷い傷がたかだか1か月やそこらでほぼ全快しちゃうだなんて、やっぱりこのひと凄いんじゃないのか…?と思うと今後、彼を見る目が少しだけしかし確実に変わってしまいそうな気がします。ずいぶん前に読んだ「薬指の標本」の主人公は確か、サイダー工場の機械に指を挟まれそのまま元には戻らなかったはず。いや、あれは欠けたその指先がサイダーと共に流れてしまったから致し方ないのか。それ以前にまず、現実とフィクションを比較すること自体どうかしてるんですけど、それは分かるけど、それにしたってねえ?という話なのでした。ああ。痛い。想像しただけで痛いよ。

薬指の標本 (新潮文庫)

薬指の標本 (新潮文庫)

  • 女子ハンマー投決勝はポーランドのヴォダルチク、男子三段跳決勝はアメリカのクリスチャン・テイラー。最後の跳躍はジョナサン・エドワーズ95年の世界記録にあと8cmまで迫る18m21cmの今季世界最高記録でした。スロー再生を見ると踏切も完璧、鳥肌もの。いいものを見ました。
  • 女子400m決勝はアリソン・フェリックスが9個め、男子200m決勝ではボルトが10個めの金メダルをそれぞれ獲得。いずれも盤石のレース運びでした。アリソンさんはそのうち「せっかくだから800mも走ってみよっか?」などと言い出しかねないラスト200mの粘り腰が最高に格好よかったです。ボルトさんに至ってはもう完全に別次元というか、誰より速く走ってるはずなのに一人だけ動きがゆっくり見えるというエッシャー的だまし絵の世界に迷い込んだような感覚に囚われました。ほんと凄いな、あれ。
  • 先発は戸村。何試合ぶりかでやっと、やっと、やっとこさ投打がかみ合った…!というわけで6-0、久々にスカッとする勝利であります。さっき電話でSくん*1とも嘆きあったけど、本当になぜこの大量得点を昨日や一昨日に回せないのか。週末には何とか浮上してくださいよね。おやすみなさい。

*1:このたびめでたく一児の父に